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⚠︎︎注意⚠︎︎
・西英( アンアサ )
・アルマダ時期
・流血表現( 怪我 )有り
・主はとても猛特急で書いておるため、雑です。加えて只今テスト週間。なんなら書いてる日( 2/11と2/12 )はテストの前日とテスト当日なので、とても雑です。ご了承ください。
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青い海に浮かぶ、幾つかの船。その中には勿論、俺自慢の船もある。とはいえ、今日は出航する予定は無い。最近はあの腹の立つ眉毛と剣を交えてばかりだったから、たまには気を休めようと、ヨーロッパを歩いている。
喧嘩してばかりだから余りに気に止めていなかったが、こうして見ると、ヨーロッパも随分と変わった。街並みも人の行動言動も、全体的に。
自分が戦いに夢中になっている間に、人間はここまで変わるのかなんて、自分の人外さを改めて感じていると、路地裏の方から何かを引きずるような音が聞こえた。
何だ、と思って顔を覗かせると、そこにいたのは会いたくもない奴だった。
「げっ…イギリス…何でここにおるんや…」
「…なんだ、スペインかよ」
薄汚れた外壁を背に、目の前に因縁の相手が居る割には、余裕をぶっこいているのか、地べたに座り込んでいるイギリスが居た。
舐めプも甚だしいとイラついていると、不意に、イギリスが脇腹辺りを強く抑えているのに気づいた。そこをよく見ると、ちゃんとは見えないが、確かに、指の隙間からチラと赤いものが見える。それに、鼻を尖らせれば、血の匂いがする。
そこで漸く理解した。こいつは余裕をこいているのでなく、動けないだけだと。
「なん、お前怪我しとるん?」
「…生憎、俺は部下からも嫌われててな、ついさっき、船員だった奴に裏切られて、刺されたところだ」
自分に対して嘲笑するかのようにして、イギリスは鼻で笑った。それは、刺されて痛いなんて感情も何も見えず、何時ものように余裕そうだった。
しかし、顔色の悪さは隠しきれない。自国の天候柄か、国体全体で見ても焼けていない肌は、青白い。それに、吐かれる息も、心做しか荒々しかった。
イギリスだ。強がって当然だろう。
もしここが戦場なら、チャンスだ!と喜んでこいつに剣でトドメを刺したと思う。でも、こんな人気のいない場所で、体を張って守ってきた船員に裏切られて、息も絶え絶えしく弱っているイギリスを見て、殺意とは違う何かが湧き上がってきた。
「おい…何突っ立ってる…お前なら俺を殺したいと思ってんだろ、殺すか、どっか行くか、どっちかに―――ぃ”っ!?」
弱った目で力無く睨みつけるイギリスを他所に、俺は無理やり傷をおさえつける手と、赤に染った白シャツを剥いで、血が滲む肌を舐めた。
瞬時、イギリスから苦痛の声が上がる。俺の口内にも、苦い味が広がった。
「な”…ぁ”、ばかっ…何舐めて、ぐ、やめろ、マジで…ぃ”あ”…っう、」
舌が肌を這う度、イギリスから滅多に聞くことの出来ない声が出てくる。それに、何か愉快の念が広がった。
何時もは上から目線で、勝者の眼差しで、他人を、敗者を嘲笑ってばかりのこいつが、生理的な涙を目尻に貯めながら、痛みに悶えながら、辞めるよう懇願してくる。これ程愉快な事は、きっと今までもこの先無いだろう。
「あー…まっず…」
ひとしきり舐め終わった後、唇をなぞりながらそう言えば、舐めたせいで増した痛みに耐えながら、イギリスが片目だけでこちらを睨んでくる。
「…ふふ、俺がお前の目につけた傷、ちゃんと残っとるんや…なんや、嬉しいわ」
右目に付けられた眼帯を、クイッと上にあげれば、以前の殺し合いで付けた傷が目に映る。
それを親指でなぞりながら笑えば、イギリスは実に不愉快そうに眉をしかめた。
「いい趣味してるな…気持ちわりぃ…」
「なん?もっかい傷舐められたいん?」
「眉間撃ち抜いて野郎か、ペド野郎め」
嘲笑しながら、そう冗談を言うと、イギリスは腰にかけられていた銃を俺の眉間に当ててくる。本気で撃たれることは無いと、俺は分かっているから、雑に謝罪をして終わらせた。
「しゃぁないなぁ、俺はお前とちごうて優しいからなぁ、手当したるわ」
「お前からの手助けなんて要らねぇよ、直ぐに塞がる、ほっとけ」
「強がっとらんで、大人しくしとき」
小さく暴れるイギリスを無理矢理押さえつけて、念の為と持っていた包帯で軽い手当をした。
傷に少し触れる度に出る、イギリスの痛みに悶える声を聞くのは、実に楽しかった。
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主は大英は傷だらけだといい派です。( 目の傷とか特にあれ派です。 )
ハッピーバースデー親分!!!
NEXT♡ 250
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コメント
4件
なんでもっと伸びないんだこんなに良いのに…
親分がS感あって大好き…!