🎈サイド
真夜中の海辺。
そこには僕しか居ない。
歩く音もたった1つ、僕のだけ。
この世界には僕しか居ないんじゃないか、とも思ってしまうほど、静かだった。
ここには死ぬために来たんだ。
何故か全部が嫌になって。
大切なものなんて、残して来たものなんてないから。
🎈(あとは、入るだけ)
その時、砂浜を誰かが歩く音がした。
その足音は確実に近づいてきていて。
🎈「…だれ」
そう言い放って振り返る。
フードを被っていて顔が見えなかったけど、僕にはすぐに分かってしまった。
少しだけ見える白色に近い髪。
バカみてぇに細い体。
️️️?「うぉ〜さっむ…こんなとこで何してんだよw」
その声。
俺が聞き間違えるわけがない。
️️️⛅️「こーく」
🎈「…びびくん」
俺の相方。
なんで、こいつのこと忘れてたんだろう
️️🎈「死にに来たんだよ?なに、止める気?」
️️️⛅️「ふ〜ん…」
️️️⛅️「じゃあ俺も、そうしよっかな」
は…?こいつ、今なんて…
️️️⛅️️️️「たしかに最近嫌なこと多いしな〜」
トントン拍子で話が進んでいく。
なんで?止めないの…?てか一緒にって…
🎈「お前、もしかして俺と死ぬ気?」
️️️⛅️「?そうだけど…」
バカ正直に答えてくるびびくん。
…なんで
🎈「なんで、俺にそこまでしようとしてるの。俺にそこまでの価値無いでしょw」
️️️⛅️「…………」
️️️⛅️「俺さ、馬鹿だから分かんねぇんだけど。お前がそこまで追い詰められてたの知らなかった。だから…」
🎈「っ………」
やめて、言わないで
️️️⛅️「相方?失格かもなって…w」
🎈「そんなわけないじゃん…!!」
️️️⛅️「…!?」
思わず声を張ってしまった。
こいつが相方失格?
🎈「お前との撮影は毎回楽しかったし…っ!活動休止してる時も声掛けてくれたりしてたじゃん…っ!!」
️️️⛅️「っ…」
お前が居なかったら、俺はもっと早く居なくなってた。
あの日、こいつは言ってくれたじゃんか
️️️⛅️「俺達にはさ、もう何も無いのwあいつは俺しかいないし、俺もあいつしか居ないから。」
はっきりとそう、言ってくれたのに。
俺、ほんっとにバカだなぁ…w
🎈「…やっぱ死ぬのやめるわ」
️️️⛅️「いいのか…?w」
🎈「いいよ、別。お前のこと置いて逝けねぇわ…相方をよ」
️️️⛅️「キャーこーくさんカッコイイー」
🎈「棒読みやめろww」
こいつと居ると、自然と笑いが込み上げてくる。
…俺の人生、こいつがいる限りは死ねねぇな。
死にたくもねぇけど。
🎈「…帰るかぁ…」
️️️⛅️「ん、今日泊めろ」
🎈「おまっ…ww」
️️️⛅️「ふざけんなよ、だろ?w」
🎈「…よく分かってんじゃん?w」
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圧倒的没作品
コメント
3件
え、普通に泣ける…もう、家の骨組みくらい支え合っていってほしい(?)
まじすきこれからもお互いに支え合って ほしい
圧倒的神作😇 ありがとう(?) お疲れ様!おやすみ!