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kr「おい、na。shは?」
na「ダメだ、、、」
kr「どうすんだよっ!」
shはベッドの横で動かないまま、俺とkrは男と睨めっこが続いていた。もう数十センチの所で男の足が止まる。
「見ちゃったのか、、、。」
na「おい!これはいったいどうゆう事なんだよ!」
「聞きたい?そりゃそうか。うん、じゃぁ君達が死ぬ前に答えてあげるよ。」
男は俺たちから離れて椅子に腰掛ける。
「それはね、私達の研究で作り上げた最高傑作だよ。もちろん、そこにshも含まれてる。だって、君の一部が無ければ完成しなかったからね?」
話しながら二の腕辺りをトントンと指で叩いた。俺たちはshkの二の腕を見る。左右どちらも包帯が巻かれている。片方外して見ると一部分だけ皮膚が剥ぎ取られていた。
kr「こんな、、、なんてことっ!」
「彼の一部が必要だったものでね。これも世界を救う為の手段なんだ。」
na「何でshが2人いるんだよ。」
「んー?簡単な事だよ。shは普通の人間だ。だから、いつかは死んでしまう。だが、私達が作り上げたshがいれば死んでしまう事もない。」
na「お前っ、、、」
「これも世界の為って言っただろう?shの血は人の病気や怪我を治す事ができる。そんな最高の力を根絶やしにする訳ないじゃないか。」
話しながらテーブルの引き出しを開けて一枚の紙を手に取る。
「sh。せっかくだからいい事を教えてあげよう。」
sh「それは、、、」
「そう、君のお母さんからの手紙だ。けど、もう手紙は来なくなったはずだ。」
sh「、、、きて、ないっ。」
「それはね、ちゃんと理由があるんだよ。お前は売られたんだ。そう、自分の親に売られたんだよ。」
衝撃的な話に俺とkrは固まってしまう。
sh「う、嘘だっ!嘘だ!そんな事ない!」
「信じたく無いのもわかる。けど、この作品を作り上げるにはshをもっと傷つけないといけない。もちろん、親にも許可を得る訳だ。どうして許可がおりたと思う?」
ニヤケ面で椅子から立ち上がり懐にあった紙を手に取り俺たちの前にかざした。
「君はここに来た時点で親に売られているんだよ。そして、今回の契約では完全にお前を手放したんだ。大金の代わりにな!」
大笑いする男の前でshは叫びのような悲鳴のような泣き声をあげる。
na「お前、、、本当に最低だなっ!」
「最低なのはそいつの親だろう。ここにshが来ることになったのもお前がその血で稼いでくれるとわかったからだ。実際に高額のこの薬はバンバン売れたよ。その売り上げの半分はshの親にいってる。」
kr「くそっ、、、sh、もう聞くなっ!」
咄嗟にshの耳を塞ぐ。精神的にもボロボロなshkはもう声も涙も出ていなかった。
「さ。お話はここら辺にして君たちの始末をしようか、、、。」
na「ふざけんなっ!」
kr「まって、na!shが!」
krの叫び声にnaがshの方を見る。すると包帯で巻かれていた傷口を自分自身で抉っていた。
kr「バカっ!なにやってんだよ!」
sh「もう、放っておいてくれ!!俺はもう、、、生きてる意味なんてないんだ!こいつらに利用されるくらいなら、死んだ方がマシだ!」
「それは困るなぁ。shにはまだまだ働いてもらわないと、、、」
naが男の手を掴み止めに入るも反対の手で殴られて払いのけられる。krも同じように男の手を掴むが同じように払いのけられてしまう。
男は血まみれのshの手を掴むとshに笑いかける。
「お前はまだ死なせない、、、」
sh「くそっ、、、!はなっせっ、、、!!」
naとkrは殴られたダメージもありすぐには動けない。男はshの腕を掴んだまま部屋を出ようとする。
sh「離せっ!、、、くそっ!ううっ、、、!」
na「くそっ、、、shっ!」
shへ伸ばされたnaの腕はshに届く事はなく男と2人扉から出て行ってしまった、、、。
第10話へ続く。