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「うっ……ぐっ」
「ふふ……」
「ライラ……、おねがい……もうやめて」
「ダメよ、やめないわ」
「けど……私にはもう無理……!」
ギブアップ、とお腹を圧迫するコルセットを私はバシバシ叩いた。
「もう……仕方がないわね」
リタがようやくコルセットの紐を緩めてくれて、締め付けられていた胃や骨が元の状態に戻っていく。
死ぬかと思うほどの苦しさがなくなり、開放感いっぱいに空気を吸いこんだ。
「リタお姉様……いい加減コルセットをつけるのに慣れないと。結婚式のドレスを着るときは、もっときつく締められると思うわよ?」
「うっ……だって本当に苦しくて。結婚式のときはどうにか頑張るけど……、普段はそこまでしなくてもいいかなと……」
今はリタしかいないのをいいことにモゴモゴ言い訳を口にしていると、リタは呆れつつもほどよい締め具合のところでコルセットの紐を結んでくれた。
リタが選んだ襟周********************
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