(帰郷千衣沙)「……」
(美容師)「はい、終わりましたよ。」
(美容師)「どうですか?」
(帰郷千衣沙)「うわぁ……変わった……」
(帰郷千衣沙)「首元が涼しい!」
(美容師)「良かったです。」
(美容師)「お会計はこちらに」
(帰郷千衣沙)「はい」
(ラウール)「……ん?」
(ラウール)「あ、千衣沙から」
(ラウール)「終わったからおいでって」
(ラウール)「……行こう。」
(ラウール)「楽しみだな……」
(ラウール)「どこにいるんだろ」
(ラウール)「見つからない」
(帰郷千衣沙)「あ、真都」
(ラウール)「千衣沙……って……」
切り終えたばかりの千衣沙の髪は
今までなく短い。
髪型はショートだ。
2時間前までの千衣沙の髪は
腰くらいにいくほどの長いロング。
黒髪でとてもサラサラ。
(帰郷千衣沙)「真都?」
生まれ変わった千衣沙を見て
俺は見惚れていた。
(ラウール)「あっ、いや」
(ラウール)「短くなっても綺麗だなって思った。綺麗だよ、千衣沙。」
(帰郷千衣沙)「ふふっ、ありがとう」
こんなことを言われても千衣沙は
動じない。
ロングでもショートでも似合う。
俺の恋心は一段と上がった。
(帰郷千衣沙)「あ、荷物ありがとう」
(ラウール)「俺が持つよ」
(ラウール)「手が空いてるから。」
(帰郷千衣沙)「そう、じゃお願いね」
(ラウール)「うん」
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