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ちょむ
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放課後の教室
文化祭も終盤。
ふうかのクラスでは片付けが始まっていた。
「ふうか、これ運ぶの手伝って!」
「分かった!」
ふうかが荷物を持とうとした瞬間。
「私が持ちます」
「え?」
ベリアンが現れた。
「先輩?」
「こちらは私が運びますよ」
「でも……」
「大丈夫です」
ベリアンは荷物を持ち上げる。
「ふうかさんは、少し休んでいてください」
「……ありがとうございます」
その様子を見ていた男子生徒が笑った。
「ふうか、いい先輩持ったな」
「うん!」
「じゃあ俺は別の仕事するわ」
「ありがとう!」
男子生徒が去っていく。
ベリアンはその背中を見送った。
そして、ふうかを見る。
「……」
「先輩?」
「……いえ」
「もしかして、また嫉妬してます?」
「……否定はできませんね」
ふうかがくすっと笑う。
「先輩、可愛い」
「……可愛い、ですか?」
「はい」
ベリアンは少し困った顔をした。
「私としては、格好よく見られたいのですが」
「じゃあ、今度は格好いいところ見せてください」
「……分かりました」
ベリアンは優しく笑った。
「では、これからもふうかさんの隣にいられるよう、努力いたします」
コメント
1件
わあ、文化祭の片付けの合間のやり取り、すごくあったかかったです……! ベリアン先輩がふうかさんを気遣って荷物を持ち上げるシーン、格好いいのに「否定できませんね」って嫉妬を認めちゃうギャップがたまらないですね。ふうかさんの「可愛い」に照れずに「格好よく見られたい」って返すところも含めて、この二人の距離感がじわじわ縮まってるのが伝わってきました。最後の「隣にいられるよう努力いたします」って言葉に、これからの展開がすごく楽しみになりました!