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「入ったら真っ直ぐ奥へ進んで、右にキッチンがありますから」
先生の言う通り進んだら、明るくて広いLDKと、対面式の広いキッチンがあった。
カウンター部分を使えば、何人かで調理も出来そうだ。
「さて。さっさと魚を捌いてしまいましょうか。何か料理方法の注文はありますか」
「メインは刺身がいいです。あ、でも揚げ物も欲しいかな」
「多分食べきれないので、煮物も欲しいのですよ」
負けずに僕も言っておく。
「出来れば鯖はしめ鯖希望です」
「はいはい。では出来るだけ色々な種類を刺身で、鯖はしめ鯖で。あとは煮物、揚げ物など、私のお勧め料理法でいいですか」
「ではお手伝い、3人程お願いします」
という事でいつも通り美洋さん、彩香さん、未亜さんが立候補するかなと思ったら違った。
未亜さんは今回は別、という感じだ。
なので僕が参加。
なお先輩はLDK横の和室で、既に寝ている。
「それでは柿生君希望のしめ鯖から行きましょうか。鯖は下ろした事はありますか」
「この大きさは初めてです」
「基本は同じなのですけれどね。では見本から」
そんな感じで料理に入る。
「まずは頭を取って、腹のこの辺を切って内臓を取り出します……」
◇◇◇
いつもと比べて魚が大きいので、感じが変わる。
大きい鯖5匹をしめ鯖用に塩で締めて。
ソウダカツオの1匹は血合い以外を刺身にして。
更にソウダカツオ1匹は、オリーブオイルとかコンソメと一緒に小鍋で煮込み中。
大量のアジは刺身となめろうとアジフライへ。
クロシビカマスと言っていた黒い魚は、スプーンで身を掻き出してなめろうに。
小さいカワハギも刺身に。
先生が買ったカンパチの小さいの(でも大きい)も刺身にして。
同じくシイラも刺身とフライで。
ほぼ料理が終わったところで。
骨とか頭とかをまとめて水に浸けて血を抜いていたのを取り出して。
水分を拭き取って、オーブンで乾燥させる。
「これは出汁用ですね」
「ええ。美味しい出汁が出るんですよ。カラカラに乾いたら、野菜を適当に入れて煮だして。昨日、焼いて圧力鍋でやったのは簡易版ですね」
そんな感じで調理は進んでいき……