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ぐら@活動休止🫠
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⚠︎御本人様方には一切関係ございません⚠︎
・CP 茈桃
・桃くん 女装男子
・二人とも高校生
・キャラ崩壊あるかも
⇒地雷さん、純粋さんは回れ右!
読みたい人だけお進み下さい^ ^
今日は、高校生での修学旅行 。それも終わりにさしかかっている。
ここまでなら何の問題もクソもない。いたって普通で健全で平和な高校生活の一部だ。
しかし、問題は2つあってしまう。(?)
一つ、俺は女装している男子。
もう一つは、ホテルの部屋割りだ。 これが本当にアタオカな話で、“男子と女子をペアで一部屋にする”。普通に考えてNG、いやライン越えてんだろ。 高校生男子×女子なんてどこをどうとっても危険やぞ。
一見すれば、俺にとっては“男子×男子”という見解でいけるが、部屋が 誰かと一緒になれば女装がバレる確率が跳ね上がる。それが一番の危惧すべきところ。
友達「 ホテルの部屋割りどうなるんだろうねっ!? 」
桃「 ねー、気になるっ 笑 」
考え事をしていても、瞬時に女声で返す。これがプロってやつぅ??(((((
友達「 私 いるまくんとが良いなぁ 」
桃「 みんなそれ言うじゃん 」
友達「 だってぇ!! 」
「 この学年1モテる人だよ!? 」
桃「 前、私の生徒手帳拾ってくれた人? 」
友達「 そうそう!あの時の人だよっ! 」
「 本当にアンタ興味ないの? 」
俺の興味の無さに若干引きつつある友達を横目に、やんわり苦笑いして宥めておく。
いるまって奴は、顔すら思い出せないが、関わることもないだろう。
それはさておき。
アクシデントが起きない事だけを祈ろう。
***
相部屋になる人は、部屋に着いてからのお楽しみ…らしいが何に気を遣ってるのか全く分からない。理解しようとするだけ時間の無駄だと呆れていた頃には、 ペアになる人より先に部屋へ到着していた。
桃「 まぁまぁかなぁ…… 」
部屋の広さは二人分にしては少し狭いようにも感じるが高校の修学旅行なんてそんなもんか。
勝手に窓際のベッドを陣取って、荷解きをしていると、部屋の扉がガチャと開いた。
?「 おぉ……まぁまぁだな。 」
同じ部屋になった人が来たらしい。そいつの、 俺と同じ感想に 内心苦笑しながら振り返る。
桃「 えっと、同じ部屋の人? 」
?「 ぁ……川瀬さん。 」
俺はコイツの事は知らないが、相手は知っているらしい。は?おかしくね?
俺が忘れているだけの場合は、それほど魅力のない奴って訳だ。しかし、恐らくそれはない。
桃「 ごめん、誰だっけ? 」
茈「 柴崎いるま。 」
桃「 あぁー、( 引 」
茈「 おい、どこに引いてんだ。 」
桃「 ……なんでもないよ。 」
早々に話を打ち切る。
よりによってモテ男と当たるとは。後から、質問攻めのオンパレードを受けると思うと、先が思いやられる。こっちの身にもなれよ。
しかし、不幸中の幸いというところか。こいつの悪い噂は特に聞かないし、 勝手に安心しておこう。
***
二人ともお風呂に入り終え、就寝時間まで暇を持て余す事となった。
桃「 …… 」
茈「 …… 」
この待ち時間が微妙に気まずい。
普通ならここで、初対面であろうと親交を深めようと取り組むはずだ。しかし、俺はアイツに興味はないし、あっちもどう思ってるか知ったこっちゃない。
茈「 なぁ、らん。 」
おい。さっきの“川瀬さん”はどこいったんだ。ツッコミを飲み込んだのには、先程の風呂の件で少し揉めたのが理由だと分かったからだ。
桃「 ……なに。 」
茈「 ババ抜きしようぜ。 」
口を開いたかと思えば、いるまの手にはトランプが握られていた。カードゲーム類を持ってくるのは禁止だった気がする。
桃「 はぁ…? あんた それアウトでしょ 」
茈「 らんが言わなきゃバレねぇよ 笑 」
桃「 ……遊んだら燃やして捨てといて。 」
茈「 どんだけ隠してぇの?w 」
当の本人は、隣のベッドからこちらに身を乗り出して笑っている。悪戯げな笑みに、どうにも抗いにくい感情が湧いた。
桃「 早くやるわよ。 」
茈「 はいはい、仰せのままに。 」
桃「 折角なら罰ゲーム決めない? 」
茈「 乗り気じゃん 笑 」
その言葉にはシカトを決め込んでおく。
結局、ありきたりな「自分の秘密を一つバラす」にして、ババ抜きスタート。
俺がいるまのベッドの上に移動して、対面で座る。 いるまはあぐら、俺は女の子座り(一応女設定なので)といった感じで向き合っている。
男女が同じベッドの上だなんて、エロ漫画なら確定演出だろう。だが、男と男に期待するもなにもない。ざまぁみろっっ!!((((???
桃「 さ、どうぞ。 」
茈「 意外と表情分かりやすいからな… 」
それからはほぼ無言。 お互い集中すると口数が少なるタイプらしい。
仲良くなるどころか、遠のいている気もしなくもない。
茈「 はい、俺の勝ち。 」
桃「 …… ( 拗 」
いるまがハートのキングを揃えて出し、手元が空になった一方、俺の手元にはジョーカー。
負けたのが気に食わなくて、喋る気にすらならない。
茈「 はい。てことで、らんの秘密な。 」
桃「 私、何もやましい事ないよ…? 」
茈「 嘘下手だな 笑 」
「 目 泳ぎまくってんぞ ww 」
桃「 うっさい……! 」
ここでクソ真面目に「女装してる」なんて言う必要もないわけで、テキトーな事を考える。
一瞬、意識が考えることに持っていかれた瞬間に、抗う間もなく押し倒された。 照明の逆光で表情の見えにくい いるまを見上げた。
桃「 ぇ…………? 」
茈「 らんって……男? 」
突然のことで、部屋に沈黙が流れた。
なぜ知っているのか、それともただの冗談や勘の類なのか。分からなくて困惑して焦る。
茈「 前 生徒手帳拾った時あったろ。 」
「 そん時にページが開いてて見えた。 」
桃「 なら 嘘つけないじゃん…笑 」
力なく笑った。
俺の学校の生徒手帳はノート式で、表紙をめくらないと中身は分からない。たがら、その時はバレてないだろうって思ってた。
桃「 そうだよ、男で合ってる。 」
「 で……何が聞きたいの。 」
正直、いるまが確かめたいのはソコじゃない気がした。なんとなくだけど。
茈「 無理してねぇの 」
疑問系ではなく、ほぼ確信したような言い方。
普段、他人の言葉に揺さぶられる事もないのに、無性に腹が立ち、無愛想に答えた。
桃「 いるまには気持ち分かんないでしょ 」
茈「 分かんなくても…… 」
「 俺はお前の事が知りたい。 」
桃「 ……なんで 」
茈「 まだよく知らないから 」
「 もっと知りたい。 」
桃「 ……? 」
茈「 はぁ……だから、 」
俺がイマイチ理解できてない姿を見て、いるまは 一つ大きなため息をついた。
言葉を詰まらせてから、俺の目を見てキッパリと言い切った。
茈「 お前を好きになったから。 」
桃「 は……? 」
言葉の意味を理解できずに固まる。
予想の斜め上…いや予想外の答えに思考が追いついていない。 ただ、困惑した瞳をいるまに向ける事しかできない。
そんな俺を見かねて、ベッドについていた手を俺の頬に優しく乗せた。
茈「 ほとんど話した事もない奴が何言ってんだって感じかもしれないけど。 」
「 いつもお前が無理してる気がして、見てらんなくって。 」
桃「 …………… ふふ、笑 」
茈「 なんだよ、 」
不器用ながらにも伝えてくれたいるまに笑みが溢れた。
なぜだか、この人なら話しても良い気がした。親に望まれなかった性別も。無理矢理強制されるこの姿も。俺を否定しないでくれる人も。俺がずっと怯えている事も。
話したい、って思えた。
桃「 いつか……ちゃんと話すね。 」
「 すぐには無理だけど、 」
茈「 うん、それがいい。 」
桃「 何それ…… 笑 」
茈「 これからよろしくな? 」
「 らん。 」
桃「 こちらこそ、いるま。 」
これまでの会話も、女声で女らしい話し方のまま。まだ抵抗感があるからだ。
話し終えて思い出した事がある。俺は押し倒されているのだ、ずっと。おいおいおい。
桃「 で、そろそろ離してもらっても? 」
茈「 あ、悪りぃ。 」
素直に離れようといるまが体を少し浮かせた。
と思いきや、先ほどよりも更に近く顔を寄せてきた。何かと問う間もなく、頬に唇が落ちた。 ちゅっ と小さなリップ音を響かせて。
桃「 は……? なにして……// 」
突然の事に、うっかり地声が出てしまった。
それほど衝撃的で………照れたから。
茈「 これからは、俺の好きって気持ち、惜しみなく伝えてくから。 」
桃「 友達としてじゃないん…?⸝⸝ 」
茈「 さぁ…?笑 」
白々しくはぐらかすいるまを見て呆れた。
その呆れは、今までになかった感情だった。
心が温まるような、とても心地の良いもの。
もう俺は、この人に堕ちてしまったようだ。
決して、本人には言わないけれど___。
fin 2026.6.27
コメント
3件
めっちゃ好きです💖🥹
あーもう、めっちゃ良かった…!女装男子の桃くんといるまの距離感が絶妙で、ババ抜きからの押し倒しシーンは心臓に悪かったわ(褒めてる)。いるまが「お前を好きになったから」って言い切るところ、男前すぎてグッときた。桃くんが「堕ちた」って認めてるとこも可愛すぎるし、続きめっちゃ気になる〜!