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あらすじ
にじさんじ所属バーチャルライバーの叶はある日の収録の帰り黒猫を見つけた。その黒猫は綺麗な金色の
指輪を咥えて叶の前に座っていた。叶は不思議に思いその黒猫に近づいた。するとその黒猫は、金色の指輪を置いて暗闇に消えた。叶はその指輪を拾う。
それはある日の収録帰りのことだった。
叶「はぁ~、収録大変だったなぁ。でも葛葉面白かったなぁ。ふふっ」
にじさんじに所属しているバーチャルライバーの叶は、収録を終わらせ帰路についているところだった。
ふと道路を見ると、道の真ん中に黒い物体があった。
謎の物体「んなぁ~」
叶「えっ?!なぁんだ黒猫かぁ。」
その物体は黒猫であった。
黒猫「んなぁぁぁ」
よく見るとその黒猫は高そうな金色の指輪を咥えていた。
叶「どうしたの?」
叶が撫でようと黒猫に近づいたら
黒猫「にゃあ」
黒猫は金色の指輪を落として闇へ消えた。
不思議に思いながらも叶はその指輪を拾った。そして何気なくはめてみた。
すると意識が遠くなり、さっきの指輪を咥えた黒猫の声が聞こえてきた。
黒猫「にゃ~お」
叶「さっきの黒猫?」
その瞬間目の前に黒猫が現れ話しかけてきた。
黒猫「こんにちは。」
叶「しゃ、喋った?!」
黒猫は構わず話を続ける。
黒猫「人はみんな心に闇を抱えながら…。毎日何とか生きている。歩みを止めれば、すぐにバランスを崩してしまうから。なるべく苦痛を感じないように…。わざと意識を鈍らせながら…。そして、気が付けば時間が流れ…。
少しの後悔を抱えて死んでいく。私…あなたにはそうなって欲しくないの。そして…彼らにも…。」
叶「彼ら?いったい何の話?」
黒猫「お願い。彼らを助けてあげて…。皆があなたを待っている。」
叶「助けるって誰を?」
その問いかけに黒猫は答えなかった。そして黒猫は、最後に何かを言い残し消えた。
叶「ちょっと待って!」
その叫びは誰にも届かなかった。
叶「……」
???「主様…。」
叶(誰…?)
???「主様…起きてください…。」
謎の屋敷
叶「う…うぅ…」
???「よかった。お目覚めになられたのですね。あなたをお待ちしていました。主様。」
その男は宝石のように美しい瞳でこちらを見つめながら、優しく微笑んでいる。
叶「ここどこ?君は誰?」
べリアン「私の名前はべリアン。主様に仕える執事でございます。」
叶「え?執事って言った?べリアンさん?」
訳が分からず目の前のべリアンという人に聞いてみた。すると、
べリアン「主様、私に敬称をつける必要はございません。ぜひ【べリアン】と呼び捨てでお呼びください。」
叶「何が起きてるの⁇」
混乱してそう言うと、べリアンは
べリアン「うーん…困りましたね。どうやら混乱されているようです。主様。とりあえず紅茶を飲んで落ち着いてください。ダージリンのお紅茶でございます。ぜひ、ストレートで香りをお楽しみください。」
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変なとこで切ります!