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Blue Spring

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Blue Spring

4 - 19 days

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2024年04月17日

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研修当日

菜乃佳 「おはよう」

由梨 「あ、おはよう!」


集合時間が近づくにつれて、

クラスのみんなも集まってくる。


乃愛 「同じクラスだよね? LINE交換しない?」

菜乃佳 「うん、いいよっ」


乃愛ちゃんと私は席が少し離れていて

あまり話す機会がなかったため、

仲良くなってみたいと思っていた。


愛海 「私もいい?」


乃愛ちゃんの隣にいた愛海(まなみ)ちゃん

ともLINEを交換した。


乃愛 「あ、早瀬くん」

愛海 「え、どこ?どこ?」

乃愛 「あのコンビニのところ」

愛海 「ほんとだ、さすが乃愛」


早瀬は、海斗くんの名字だ。


─ もしかして、乃愛ちゃんは早瀬くんの

ことが……



田中先生 「えー、今日は天気もよくて、 無事に研修を行うことができそうです。

目的地に着いたら、必ず班で写真を撮るのを忘れないように。

何かあったら、すぐに担任の先生か、近くの先生に言ってください」


先生から説明を受け、班活動が始まった。


私たちは、地図を見ながら目的地へと

向かって行く。

次の集合時間は、12:30。

あと3時間は班で自由に行動することが

できる。



美羽 「ここって右であってる?」

莉久 「どれ?」


莉久は美羽の手元にある地図を覗き込む。


莉久 「うん、右で合ってる」


私たちは、順調に道を進んで行く。

そして、一本道を抜けて大通りに出た。


桜 「ねぇ、見て!海!」

莉久 「うわ、ほんとだ!すご」


右を向くと、太陽に照らされてきらきらと

光っている海が見えた。


菜乃佳 「綺麗〜」

海斗 「なぁ、あそこに先生たちいない?」

美羽 「ほんとだ!集合場所あそこかな?」



私たちは、自転車に乗って移動し、

見晴らしの良い場所に辿り着いた。


美羽 「いくよー。はい、ちーず」

《パシャ》


それから、あっという間に時間は過ぎ、

私たちは集合場所に向かう。



田中先生 「班のリーダー、道具を取りに来てー」


この時間は、ボランティアとして

砂浜のゴミ拾いをすることになっている。


桜 「持ってきたよー」

由梨 「あ、ありがとう」

桜 「男子ー、はいこれ」


美羽 「ねぇ聞いて…!莉久くんと連絡先交換できた!」

菜乃佳 「え!」

由梨 「ほんと?!」

桜 「よかったじゃん!」


美羽が内緒話をするように、

私たちだけに聞こえる声で教えてくれた。


恋バナが盛り上がり、わいわい話を

しながらゴミ拾いをする。


先生 「そろそろ片付けするぞー」



14:36

由梨 「結構回れたね」

美羽 「ねっ」


私たちは、最後の目的地に辿り着いた。


海斗 「あ、優馬」

優馬 「おー、海斗!」


優馬は 隣のクラスで、海斗の 友達だ。


優馬 「あ、写真撮ろうか?」

桜 「どうする?」


せっかくなので撮ってもらうことになり、

美羽が優馬にスマホを渡す。


優馬 「はい、ちーず」

《パシャ》


優馬たちと別れて、 集合場所に戻る。


由梨 「楽しかったね」

美羽 「ね!」

菜乃佳 「あ、乃愛ちゃん」


私に気付いた乃愛ちゃんが、手を振る。

私も手を振り返す。


愛海 「それ買ったの?」

乃愛 「ねぇ、これ早瀬くんが奢ってくれた」

愛海 「え!早瀬くんが?」

乃愛 「うんっ」

愛海 「よかったじゃん!え、どういう流れで?」


愛海ちゃんが興味津々に質問し、

乃愛ちゃんが嬉しそうに笑って話す。


─ いつか、私も恋をする日が来るのかな



この時はまだ知らなかった。

これからのこと。

そして、彼のことを…

この作品はいかがでしたか?

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