テラーノベル
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食べることが楽しくなくなった私は、食材を買いに行くのも一苦労になった。
人生ってこんなに辛いのか。
生き延びるだけで食費というお金はかかり、光熱費もかかる。
こんな風になるなら、いっそ消えてしまったほうがマシだ、と。
辛くてしんどくなっても、結局自分は自分。
自分1人しかいない。
生き延びてしまった命を、無駄に毎日過ごす感覚だけ培われた。
きっとやりたいことがあるから生活を変えられるし、求められる人になる。
私にはそれが足りなかった。
結婚、憧れない。したくない。
子供、欲しくない。
今の生活で精一杯だった。つまらなかった。
もっと余裕が欲しかった。
いつもと同じように食材を買いに行き、値下げ品ばかりを購入した。
値下げって言っても…高いよ。
美味しいものなんて何年食べてないだろう?
生き延びるために買うスナック菓子やプリンばかりで埋まる。
お腹にたまらないとしても嗜好品としていつも買っている。
惨めだなぁ〜。こんな生活、誰が望んでたんだよ。
旦那さんのためにご飯を作って、一緒に食べて…
そんなの夢とも見ない。
ただただ世間がだるかった。
あれ…
今日はいつも我慢していたチョコブラウニーが半額になっていた。
ラッキー!
この小さな幸せが、私の大きなエネルギーになる。
生きてた甲斐ある、なんて思えるのがこんなことか。
そんな自分がまた嫌になった。
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