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子供がいる家庭よりかは収入もあるはずなのに、なんでこんなカツカツなんだろうか。



私たちが生きるのは自己責任。

でも、子供たちは国から助けられる。


私たちには当たり前に、助けてという場所も憧れる生活もなかった。



私は幼少期から高校まで、かなり貧乏な生活をしていたと自覚している。


風呂はバランス釜。壊れてお湯の出ない場所で洗い物をして、夏はクーラーが水漏れして効かない。


1LDKの狭い家で、家族4人で暮らしていた。


周りからは「アパートの子」と呼ばれ、見下され、汚いと言われて育った。


いつも心の片隅でずっと、こんな生活になるならなぜ親は自分を産んだのだろうかと考えていた。



それくらい、小さい頃から生きることが辛かった。



優しくされたり、愛を込められたり、それは自分にとって僅かなことだった。

そんなことがあればすぐ騙され、悲しみ、また人を信じられなくなる。



そういう世の中だということも、知っていた。



自分から自分の幸せを感じ得ようともせず、感じたいとも思わず、ただひたすらに平凡以下の生活を送っている私が…幸せになんてなれるわけがなかった。



私は絶対結婚もしないし、誰にも期待しない。させない。子供などに辛い思いをさせない。

そう、心に誓って生きてきた。



幸せってなんだろう?



私には無縁だった。

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