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この作品は


BLボーイズラブ

・五条 悟 × 伏黒 恵

・Dom/Subユニバースが含まれます。


お手数お掛けしますが、

地雷等が上記に当てはまる方は

回れ右をお願いします。

何でも許せる方向けです 。

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___今日の俺は何だかおかしい。    抑制剤を切らしたせいか、頭がぼーっとする 早く部屋に戻って寝よう。        こんな事忘れて…明日は休みを取って___


そんな事を脳裏のうりに浮かばせながら 力が入るか分からない身体を 覚束無おぼつかない手で立ち上がらせた。


Stay動くな


そう思ったのもつか。 予期もしなかった五条の言葉に、恵の部屋に向かう足は止まり、 言葉通りに身体が反応した。 体がなまりのように重く、恐ろしい程に魂動こどうが速い。


「あーあ。駄目だよ恵。 そんな疑いもなく相手に背中見せちゃ。 任務中だったらタヒんでたね。」


意地いじの悪い顔を浮かべながらかがんでいた五条は 恵を自身の影で覆うように立ち上がる。 こんな状況でも子供まがいのイタズラをしてくる 恩師に、もはや怒りよりも呆れがふつふつと湧くが、 へらへらと言葉を並べる五条の姿を まともににらむ事が出来ない程、恵は激しく息を切らしていた。 それ程までに五条の魅力Domは強烈であったのだ。


「抑制剤を切らしてて絶賛発情中の恵クンには ちょっとのDomでもクラクラでしょ。」


「なん、でッ…」


理解出来ない恵の頭に、裏切られたショックと失望だけが、いくら拒んでも浮かんでくる 。


「僕も抑制剤持ってくる手伝いとかしようと思ってたんだけど、こんな無防備な姿見せられるとね。」


言葉を止める事なく続ける五条は、まるで同情を誘うような口振りで能天気のうてんきに笑っていた。


「ただ、それだけなら僕も我慢出来たんだけど、よりにもよって相手が恵だなんてさ。」


不穏ふおんを匂わせる締め方で、妖艶ようえんな視線を向け下から順を追うように恵と目線を合わせる。 見られていると分かる程。五条からの視線を認知する程、恵の頭はしびれていった。


「いやぁ、生徒に欲情なんてしちゃいけないと思ってたんだけどなあ、、。

最強でも人間、欲には負けるみたい。」


ポリポリ、と不甲斐ふがいなさそうに頭をく五条は 「Comeおいで」とだけ告げて恵を優しく抱き締めた。 抱き締めた手が腰に回るだけで肩をビクつかせる恵に、 さらりとした指は、顎を綺麗な顔立ち五条の方へと向かせる。 その瞬間、五条を惚れ惚れと見ていた恵の唇が、 塞がれている事に気づいた。


「っ、 んん …?!」


舌先が歯列はれつをなぞって口内に侵入しようとしてくる。


「っふ、んぅ、あ、ッ」


呆気あっけなく負けた恵の舌を絡め取り、逃がすまいと執念しゅうねん翻弄ほんろうする。 どうやら舌を入れられるディープキスや、 唇が触れるだけのフレンチキスですらも 初めてのようだった恵は ちゅぷ、となまめかしい水音に、 脳みそが犯されていた。

知るよしもない快楽が、恵の身体に刻一刻こくいっこくと近づいてくる。 しかし、その快感を向かいれる準備が十分に出来ていないにゆえの五条の口付けは、恵の身体に恐怖を浸透させる。


それからは密接した身体を引き剥がす事だけを考えて必死に抵抗した。 言葉は発さずとも意志が伝わったのだろうか。 思いの外、五条は命令も下さず正直に 糸を引きながら口を離した。


「場所、変えよっか」


舌なめずりをした後、 どこか切なげな表情を浮かべては、 恵は見るにたええない姿で五条に抱え上げられた。 「お姫様抱っこ。恵ってば華奢きゃしゃだから違和感無いね〜」と直ぐに 通常の顔色へと変える。 鼻歌交じりに尻を擦る教師に殺意を抱かせながら、 誰にも見られてない事を祈り続けた。 これ以上、五条に全てを見透かされてるのもいけ好かないので、恵は目をつむり表情から感情を悟られないようにした。


数分、浮遊感を味わっただろうか。 バタン、と扉の閉まる音と共に鈴虫の鳴き声はこもり、 静かな暗い空間に移動した事が分かった。 恵はすぐに嗅ぎなれた一室の香りだと気づき、目を開ける。 どうやら、自室だったようで ほっと息をついた瞬間。

抱き上げられていた体は、いつの間にかベットへと 押し倒されていた。 逃げ道をふさぐよう覆い被さり、片手で恵は両手首を拘束こうそくされる。


荒い呼吸でトラウマ気味の深いキスを落とされるも 「鼻で呼吸して」という五条の言葉に、恵は声を漏らしながらも必死に指示通りにする。優しく下腹部に響く声で、手取り足取り教える五条の姿に、 恵はキスに対する恐怖がなくなりつつあった。 「良い子」と頭を撫でられると、これ以上までに身体がゾワゾワして、心の穴が空いた部分が埋まるような感覚におちいった。

ちゅぱ、と舌が離れていくのが分かると、どこか寂しい気もしてくる。様子に気づいたのだろうか、ふはと笑みをこぼしながら「そんなに僕とのちゅー好きだった?」という茶化ちゃかしてくる。 「癖になりそうです」と真面目に返すと、五条は一瞬固まり深く溜息を付きながら 「これから端から端まで教えるんだから、僕の理性をかき乱さないでね。」と変な内容が返ってきた。


「恵。」


真剣な眼差まなざしで名前を呼ばれる。


「恵はさ、こうして抑制剤だけでSubを抑えられると思ってる?」


「抑制剤だけって訳じゃないですけど、注意はしてるし、今回を外せば抑えられてると思ってます。」


「ふーん。唐突とうとつだけど恵、僕のパートナーになって」


「__アンタが何考えてるか知りませんけど、 それが″俺を助けるため″で言ってるのなら、 間に合ってますし、余計なお世話です。」


「別に、恵が可哀想だから言ってる訳じゃない。 自分の性欲が8割、後は恵をそこら辺のカリンチョリンなDom奴らに取られたくないのが2割。」


「……さっき撫でられたの、悪い気しなかったし、五条先生のなら言う事全部聞けそうです。」


「ッはーーー。直球すぎない??こーゆーの、理性に直接クるんだよねーー。 アーー。今にでも抱き潰したい。」


「__抱き潰せばイイじゃないですか。」


「今理性と戦ってる人の前で可愛い事言わないで。」


謎に怒られた。


「それにキスもデキない恵ちゃんにいきなり僕の無加減プレイ押し付けたら恵、バットトリップ起こしちゃうでしょ。」


「バットトリップ、?何ですかそれ。」


「自分の身体事情くらい把握はあくしててよね。 高圧的こうあつてきなプレイとか無理やりのプレイはSubにとって危険なの。同意の上なら良いけど、言わば不安になったり閉塞感へいそくかんを味わったり、……恵、嫌でしょ。」


恵は、廊下での行為に恐怖感を覚えたのはそれか  と多少驚いた。 だが、今は違う。どんなに過酷かこくな行為でも五条からの命令であれば、何なりと従ってしまいそうになっている。


「五条先生が満足するなら、って許しちゃいそうです。」


「はぁ〜〜〜……とにかく、今日からは僕との行為に慣れる為に準備していこうね。ほら、恵が限界に達した時に、僕を止めるセーフワードとか。」


「じゃあ″やめろ″で」


「そんなの行為中、自然と出ちゃうでしょ意識しないと発しない言葉が妥当だよ。」


「なら″悟″」


「最高だね。おっけー。じゃあセーフワードは″悟″で。」


こうして恵の欲を埋める相手が五条になった訳だが、 この時の恵は知りもしなかった。

優しく丁重に扱っていた悟が豹変ひょうへんしてしまう事を。





あとがきーー!

たすタケ、絶賛体調を崩してましてね…

3話のイラスト描けませんでした。

すみません……!!!

と言うより、あれ要ります??

無くても良いよーって方が多かったら

いっその事描くのやめようかな、なんて考えてます。

その分小説の投稿頻度も高くなる……と思いますし、多分()

コメント稼ぎしてるように見えて申し訳ないんですが

意見を書いてくると、大変嬉しいです……!!

作品に対する感想も嬉しいですよ、!?((

いいね押してくれる方は勿論、コメントしてくれる方々に支えられてます。ありがとうございます。お陰様で創作が続けられてます。

たすタケ、しあわせ。

では、また4話で!!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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最高、、

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