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『私が___治兄の代わりに死ぬから。』


「_______は、?」


目を見開く治兄。其して其れを笑顔で見る私。

2人の間を裂く様に、冷たい潮風が通り過ぎた。


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どうもこんにちは!

投稿がめっちゃ遅れてすみません!!

小説考えるのに必死だった___訳でも無いけど遅れちゃいました(?)

兎にも角にも、この小説を楽しんでくれたら嬉しいです!


⚠️オリキャラ有り・キャラ崩壊・その他諸々

大丈夫な方はゆっくりしていってね(テンプレ)


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私の其の言葉に、この場に居る3人は目を見開いた。

話も方向が斜め上の方へと行き、益々混乱している事だろう。

私は密かに口角を上げた。


良いんだ。これで良い。

この方法が1番最善な方法なのだから。


私は治兄の手を離し、治兄に背を向けた。

其して声を高らかにして云った。



「先ず手順…とまでは行かないんだけど、計画としては2つ有るの。

取り敢えず、私の異能を数日…いや、数時間かけてこの空間ごと覆う。まあ、覆う事が出来たら殆ど終わりなんだけどね。

そして其の儘、異能を思いっきり発動させるんだ。そしたら私の精神操作の異能で皆の数日間の記憶が消える。」


「待て、澪琉___」


「対象は空間範囲に居る人間全てだよ。一部抜粋はするけど、結構大規模な計画だね。

だけど、上手く行けば一日で終わる。」


声が震えた。

緊張してるんだ。きっと、怖くて不安になるのも緊張の所為。


「でもこの計画のネックな処は、異能を発動する者…つまり私は死ぬって事と、対象者達は一斉に寝転んじゃうって処かな。

ざっと数時間は寝ちゃうから大変だろうけど__」


「ッ待つんだ!澪琉!!!!!」


私の話を遮って治兄はそう叫んだ。

まるで魂の悲鳴の様な叫びに、思わず私も吃驚する。

治兄を見るが、顔を伏せている所為で表情は伺う事が出来ない。

唯握られ、震えている拳だけが目に入った。


私は其れを見て感じた。

“治兄はこの計画を望んでない”と。


「…私、治兄の思ってる事が解らない。」

「治兄が護りたいのは此の世界でしょう?織田作さんが生きてて、小説を書けてる世界。

でも此の世界を護るが為に治兄が死んじゃうのは、私は納得出来ない。

だから織田作さんと居れる様に生きて貰うだけなのに…何が駄目なの?」


私の問いに治兄は応えない。

ずっと同じ体制の儘、黙って何かを考えている。


__私は治兄の事なら何でも知ってる心算だった。


考え方も、会話術も、性格も、隠している事実までも。全てを知ってた___筈だったのに。

今の治兄の考えてる事が解らない。


私の計画はこの中で1番の最適解なのに。

誰も犠牲に成らなくて済むのに。

何で拒もうとするの?

解らない、解らないよ。


私は段々と意味が解らなくなり、頭の中で困惑していった。

目の前に佇んでる治兄が私の知ってる治兄じゃない気がして、吐き気がする。

私が暫く治兄を見ていると、治兄は静かに口を開いた。


「何で__どうして君は、そこまでするんだい。」


其れは、今の治兄に出せる限界の言葉だった。

声も漸く絞り出したかの様な、か細い声。

沢山の犯行や計画___行動を予測してきた、ポートマフィアの首脳とは似ても似つかない。

唯の青年の様だった。


治兄から発せられた問いは、真っ直ぐ私に向けられた。

光も無く闇で包まれていた眼差しで、治兄は私を見つめる。

其の眼は、まるで答えを探している様だった。

限り無い経験や知識の中から、絶対に出てこないであろう答えを。


見つめられる私は思わず笑った。

其して私は空を見上げ、静かに口を開く。


「何でそこまでするのか____か。

それはね、治兄。此のゴミみたいな世界で治兄だけは尊敬していたからだよ。」


私は笑った儘、治兄を見た。

何時もとは違う____けど、ちゃんと私の知ってる治兄の顔に安堵しながら。



___漸と云えた本音。

大きく成ったら云えなかったけど、小さい頃には散々言葉にした心の内。


…だけどまた、幾ら叫んでも、幾ら口に出しても、治兄に届く事は無いんだろうな。



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ポートマフィアの特殊幹部様

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