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橘靖竜
第1話 〜特目のアイドル アンユージャイ〜
世界に数十人しかいない特殊な目を持つ人がいる。その子たちを集めた5人アイドルグループを結成する事になった。名前は「アンユージャイ」。そんな事がまだ知られていない時の中で1人、特別な目を持つ子がいた。
その子の名前は水ノ川 紫怜(みのかわ むれい)。紫怜は自分の左目がコンプライアンスだった。
小学生だった頃のある日、男子に
「お前の目ぇ紫でキモいんだよ!w明日からその目オレらに見せんの禁止な〜www」
と言われた事がきっかけで次の日から不登校になり、来たかと思えば保健室に行く日々が続いていた。友達には「大丈夫だよ。その目はとっても可愛いからね。」と励ましの言葉を貰うが紫怜はその言葉でさえ疑うしかなかった。
そして現在、高校生になった紫怜は未だにいじめの事が原因で左目を隠し、眼帯の下を人前に出すことなどもってのほか。親にまで見せれなくなっているのだ。だが、ある日クラスメイトがある噂をしていた。
「ねー知ってる?世界に十数人ぐらいしかいない特別な目を持った人がいるんだって。で、その人達を集めてやるのが『アンユージャイ』って言うアイドルグループだって〜」
「え、それ知ってる!いいよね〜ただでさえアイドルやりたい私たちがいるのにその特別な目持ってる子ってもう絶対美人よね〜」
「「いいなぁ〜」」
(特別な目ってなんなの…もしかして私の事?いやいや、こんな気持ち悪い目なんて特別じゃないよ。まぁある意味キモさで特別だけども…)紫怜は自分に自信はなくなるが、噂はみるみるうちに広まり、そのグループは「特目のアンジャ」と、言われるようになる。次の日、紫怜はその噂の「特目のアンジャ」がどんなものなのかを家で調べてみる事にした、調べると、オーディションを受けた子は自分と同じ歳ぐらいの女の子で、目は左目だけ色が違ったのだ。(うそ…私とほぼ一緒じゃん。なんで?なんで超陰キャの私が特目で産まれてきたの?なんでなんでなんでなんで!!最悪だよ…あぁもう!)と、スマホをベットに叩きつける。(ん?でも思ってみると小学生の時に将来の夢で『アイドル』って書いたような…?今からでも遅くないのか?やりたいことはいつまで経っても変わらない事もあるものだね。)と、ふと思い出して微笑むと、高校生でありながらアイドルをする、という事を思いついたのである。そして紫怜は、アンユージャイの公式サイトに飛び、オーディションを受けることを決意したのだ。
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