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『なぁ』
「…ん?」
『何かあったやろ』
「なんも無い」
『何もないわけない』
「何もないってば」
『話しな』
「やば!もう時間!行ってきます!」
『○○!!』
ガチャ
大「○○〜」
「ごめん!もう時間だから!」
大「あっ、行ってらっしゃい、」
🚗
「はぁ、、」
マネ「どうしたの、ため息ついて。」
「何もないです」
マネ「他のメンバーも心配してるよ〜?○○さん、何かあったのかって。」
「だよね。さっき恭平に問い詰められたもん」
マネ「相談乗るよ?」
「大丈夫です」
マネ「ちぇ。つれないなぁ」
これは誰にも言いたくないし、バレたくない
ス「じゃあ○○さん、衣装に着替えて下さい」
「はい」
今日はどうなるんだろう、
不安を抱えて収録に挑む。
ス「お疲れ様でした!」
「お疲れ様です!」
衣装から私服に着替える。
「…はぁ、、また、」
私が履いてきたズボンは切り裂かれていて、下着が見える所も切られていて履けそうにない。
これが私の悩みの種。こんなの皆んなに言えるわけないじゃん。他の先輩にもバレたら何しだすかわかんないし。特ににぃ。脅迫っぽいことしだしたら困るし。
「ん〜、、どうするか、、」
「もう1着持ってきとけば良かった、」
「あ、でも、、」
パーカーを腰に巻いてみる。
「ん〜、、見えないっちゃ見えない、?」
「もうしょうがない!!」
「ごめん!お待たせ」
マネ「いえいえ、じゃあ事務所ね」
「はーい!」
えーっと、、謙杜、、?いや、怪しまれるか、、んー、、ほんとは連絡したくないけど、、
💬にぃ、今家いる?
涼💬居るよ〜
涼💬どうしたのー?
💬私が入りそうなズボンとか無いかな?
涼💬あるよー
💬それ事務所に持ってきて欲しい!
涼💬どうかしたの?
鋭い、、まぁそりゃそうなるか、w
💬ちょっと汚しちゃって!
涼💬了解〜。
あとは、にぃが来るまでにバレなければ。
涼「○○〜」
「にぃ!ごめん、ありがと〜、」
涼「これ。多分入ると思う」
「感謝します! 洗って返すね!」
涼「ほーい」
涼「あ、そうだ。○○。」
「ん?」
涼「これあげる」
「可愛いポーチ、、どうしたの、これ」
涼「○○に似合いそうだなって思って。」
「いいの?」
涼「使って〜」
「ありがと!大切にする!」
謙「あれ?○○、ズボン朝と違うくない?」
「あ〜、朝のやつ、ダメにしちゃって、にぃの借りたの」
流「ふーん」
皆んな疑いの目。めっちゃ怪しまれてるよ、、
🌃
『○○、入るよ』
「どうぞ〜」
「でも、朝早いからもう寝ちゃうよ?私。」
『知っとる。ちょっとだけ話してから寝ん?』
「…ちょっとだけね」
『○○、やっぱ何かある。最近おかしいもん』
「そんなことないよ。気のせいだって。」
『いーや。何年○○見てきたと思ってんの』
「もう寝ていい?疲れた。」
『…一緒に寝よ』
「ん。入っておいで」
強引な終わらせ方で、めっちゃ怪しまれてるけど、こうなったら素直に話さないのを知ってる恭平。ため息をついて追及を諦める。
ギュッ
「…寝返り打てないじゃん」
『どんまい』
「どんまいって、w」
🌅
「ごめんね、行ってきます」
『ん、、』
恭平のサラサラ髪を撫でて、元気をもらっていく。w
今日はちゃんと替えの服も持ったし。
ス「藤原さん、すみません!!」
「どうされたんですか?」
ス「藤原さんの衣装がちょっと、、トラブルで着られなくなっていて、私服でいけたり、しませんかね、、」
「分かりました!」
ス「ほんっっとうに申し訳ない!!」
「いえいえ!そんな謝らないでください!」
E「え!○○ちゃん、それ私服なの!」
「そうなんですよ〜」
E「オシャレだねぇ」
「ありがとうございます!この服はメンバーの長尾謙杜がコーディネートしてくれて、、」
?「○○さんってさぁ、ほんとムカつくよね」
??「分かる。まぁでもこれでストレス発散してるじゃんw」
?「まぁねw」
え、この会話、絶対聞いちゃいけないやつ、
ガタッ
「あっ、」
やばい、
?「あれ、○○さん、」
??「今の、聞いてました?」
「えっ、と、」
?「その反応、絶対聞いてたじゃないですかw」
??「ちょうどいいや、こっち来てくださいよ」
「えっ、」
恭平Side
丈「○○おかえり〜」
「うん」
和「ご飯できてんで〜」
「うん」
流「○○ー?」
「うん」
謙「○○ー!!」
「ん!!?謙杜!?」
謙「おかえり!」
「ただいま。」
駿「何か元気なくない?」
「何でもない」
「手洗ってくるね」
大「なぁ、、○○、目赤くなかった、?」
『赤かったっす』
和「大丈夫かなぁ、、」
やっぱおかしい。
『○○〜、』
「ちょ、恭平!!?」
『え、なに、』
「入るなら入るって言ってよ、!」
『え、ごめん、』
「どうしたの?」
『や、何もないけど』
「ふーん、」
○○Side
「いてて、、思ったよりも赤くなってる、、」
「どうしよう、」
『○○〜』
「ちょ、恭平!!?」
「ご馳走様でした!」
流「○○お風呂入る〜?」
「じゃあ入るー!」
🚿
どうしよう、、しばらくあの人達と顔を合わせなきゃいけないのか、、嫌だな、
それに、、
「にぃ、、ごめんなさい、っ、」
「どうしたの、ずっとこっち見て。」
半分考えてることは分かってるけど。
『なぁ。ちゃんと正直に話して欲しい』
「話すようなことなんてないよ」
『俺、そんな頼りない?』
「ううん」
『じゃあ話して』
「やだ」
『このまま○○が壊れていくの隣で何もできずに見るだけなんは嫌や』
「壊れないよw」
『俺らが気付いてないと思ってるんか分からんけど、○○の作り笑い、俺ら結構前から気付いてるんやで』
「…うん」
『俺らっていうのは、メンバー含めて、廉くんも、海人くんも、Hey! Say! JUMPさんも、最近○○と関わった人皆んなに聞かれる。○○ちゃん最近どしたん、って。』
「え、」
『ほんまに話したくないことってあると思う。やから、ほんまに話したくないんやったら、今は、まだ無理に話さんくてもええ。でも、もう無理やと思ったら無理やり話させるから。』
「…分かった」
恭平の必死で、真剣な表情。本当に心配かけてるんだなって思う。
私も、もう自分で分かる。限界。“助けて”って言いたい。 けど、すぐに頼るのは違うと思うから。
そんなことを思ったのが3日前。
あの人たちを前にすると怖くて声も出せなかったのが昨日。
「はぁ、、痛い、」
今日はあの人たちに会わない。なのに、さっきからずっと頭が痛い。
流「○○ー?」
「今行くー!」
今日は、お兄ちゃんと恭平が後から合流する組。2人が居なくてちょっと気が楽。
大「なぁ○○体調悪いん?」
「えっ、あ、まぁちょっと」
謙「まじか!!横になっとき!!」
「頭響く、」
謙「ごめん、」
駿「○○寝た?」
和「寝た。」
大「○○が素直に体調悪いって言うの珍しない?」
流「思った。」
「んっ、」
謙「あっ、ごめっ」
「痛っ、」
『すんません、遅れました!』
和「丈くんまだやから大丈夫やで〜」
『あ、良かったー』
丈「遅れました!!」
「ん、、なに、?」
大「○○おはよう」
「おはよ、」
流「○○着替えとメイク行ってきな〜」
「はぁい」
あ、、
「これ、衣装とかって変更出来ない、ですよね、?」
衣「そうですね、、」
「ですよね。」
しょうがないよね、、どうしよう、
メ「前髪どうします?」
「ん〜、いつも通りで」
メ「分かりました〜」
メ「元気ないですね?何かありました?」
「え、w」
メ「もしかして喧嘩ですか?」
「いえいえ!」
「あ、この後って、誰メイクします?」
メ「なにわ男子さんは○○さんで終わりです!」
「そうなんですね。」
「じゃあちょっとお願いがあるんですけど、」
メ「お願い?」
「これ、隠せませんかね、、」
メ「これ、!誰に、」
「いや!違いますよ!自分でぶつけちゃってw」
メ「頑張ってみます、」
「お願いします」
あの二人に付けられた腕のあざ。今回の衣装は腕のところが透ける服。
運が良く、今日は仲良しのメイクさんだったから、隠すよう頼んだ。
メ「どうでしょう?」
「完璧です!」
メ「ありがとうございます。」
メ「こちらの方もどうですかね」
「さすが。これなら分かりませんね!」
「ありがとうございます!」
メ「いえ!」
謙「疲れたー!!」
流「声大きい〜w」
大「あ、廉やん。お疲れ、」
廉「○○。」
「えっ?ちょ、待って、どこ行くの」
駿「連れてかれたw」
「ねぇ、なに??」
廉「メイク落として」
「…は?」
廉「こっちの。」
そう言って廉が指を指したのは、今日メイクさんに隠してもらったあざがある腕。
「何で、」
廉「なぁ、誰にやられたん」
「誰から、」
廉「メイクさん」
「あぁ、、」
そうだった。廉とも仲が良かったんだ、
廉「○○さんは自分でって言ってましたって言ってたけど。」
「そうだよ。自分で打っちゃったんだよ」
廉「嘘つけ。最近の○○もおかしかったし。嘘なんやろ」
「違うよ」
廉「あの?と??っていう奴か。」
「!?」
廉「あれ、当たりやったー?w」
…はめられた、、
「そんな人たち知らない」
廉「いや、そんな目見開いて知らんはおかしいやろ」
「…何でその人たちの名前が出てきたの」
廉「あいつらが○○に付きまといだした頃から様子がおかしいから」
予想はしてて、さっきの私の反応で確信したんだろうなっていうのが分かる。
「付きまとうって、、担当に付いてくれただけだよ」
海「廉〜、あれ、○○ちゃん!」
「海ちゃん、」
海「お取り込み中っぽいけど、廉、時間だよ」
廉「…りょーかい。」
ナイス海ちゃん、、
でも、廉、気付いちゃったよね、
ガタッ
「えっ、」
風「ごめーん、盗み聞きするつもりは無かったんだけど、聞いちゃった」
「風磨くん、、」
風「許してちょ」
ふざけた雰囲気だけど、、
「にぃに言うんですか」
そう言うと、表情が真剣になる。
風「ってことはその人たちにやられたって事でいい?」
「そういうわけじゃ、」
風「まぁでも、俺が言わなくても時間の問題だと思うけど。○○ちゃんの情報、まわんの速いから。」
「それ、どこから流れてるんですか、、」
風「さぁ〜?皆んな○○ちゃん好きだからねぇ〜」
「ありがたいですけど、、」
風「でも、人から聞くより、自分から言った方がいいよ。」
「、、」
風「じゃ、撮影だから、またね!」
「お疲れ様です、」
風磨Side
風「あ、山田くぅーん!」
涼「なにw」
風「さっきぃ〜、可愛い可愛い○○ちゃんに会ってきましたぁ〜」
涼「え!マジか。」
涼「ていうか何なのその喋り方。w」
風「まぁおふざけはここまでにして。」
風「次の撮影日、YouTubeの前に○○ちゃん捕まえてきてください」
涼「は?wえ、何言ってんの?」
困り顔の山田くん。そりゃ突然そんなこと言われたらそうなるわな。
風「いいから。連れ出して、甘えさせてあげてください〜♡」
誰か知らないけど、○○ちゃんを虐めてる奴らに怒りが湧いてくる。それを誤魔化すためにふざけてみるけど。
涼「目が笑ってないのよ。」
そう指摘が。
涼「よく分かんないけど、連れ出せばいいのね?」
風「はい。撮影部屋に連れて来てくれたら俺らが一旦退出するんで。」
涼「え、いやでも、ニノさんを退出させるのは、、」
風「○○ちゃんと話してる間に、ニノさんにはちゃんと俺から事情を説明するので大丈夫です。」
涼「分かった、、」
○○ちゃん、、山田君にいっぱい甘えなね、
ガッ
「っっ、、」
?「痛いですか?痛いですよね??」
??「でも、うちらの心はもーっと痛かったんですよ?」
?「急に○○さんが出てきてチヤホヤされて。おまけにイケメンの彼氏。」
「やめ、て、」
??「なんですか〜?聞こえませ〜ん」
もう、怖すぎて、立てない、
?「あれ、腰抜けちゃいました?w」
??「そんなんなら、」
コンコン
???「すみませーん、清掃です〜」
?「おら、立てや」
「無理、」
???「すみませーん」
?「開けてあげて」
??「はーい」
ガチャ
『○○!!!』
「え、、?」
『ごめんっ、来るの、遅かったな、っ、』
?「何で、」
『○○に近寄らんといて』
??「やばいよ、行こ、」
ギュッ
「きょーくん、何で、」
『廉くんに聞いた。』
廉「恭平。ちょっと。」
『? どうしました?』
廉「○○なんやけどさ、?と??って奴に虐められてるっぽいねん」
『は、』
廉「確証は無いんやけど、ほぼ間違いないと思う。この前カマかけたら引っかかったから」
廉「何されとるんかとか詳しいことは分からんけど、たぶん暴行受けとる。」
『暴行、?』
廉「○○、あざを隠してた」
『あざ、?』
廉「たぶん、明日もあの2人おるやろうから、明日も、、」
『分かりました』
「そっか、」
『何で言わんかったんよ、』
「心配かけると思って、」
『ばか、』
「ごめなさっ、」
『怖かったな。よく1人でがんばった。』
頭を撫でられて、視界がぼやけてくる。
「怖かった、」
『ごめん、もっとはよ気付いてれば、』
「んーん、来てくれてありがと、」
『当然。』
『ちょっと電話してくるわ。』
「うん」
恭平Side
『あ、もしもし?』
マネ「もしもし」
『言った通り、?と??って人でした』
マネ「了解です。こっちでやっときます」
『お願いします』
『○○帰ろか』
「うん、」
丈「おかえり〜」
流「○○、大ちゃんタクシーで帰ろ〜」
「皆んな居るの??」
謙「一緒に行こって聞かんくて〜」
駿「1番騒いでたの長尾やんw」
大「さ、○○乗って!」
「…うん!」
涼「あ!○○〜!」
ギュッ
「にぃ、泣」
涼「…ごめんね、皆んな。○○借りていいかな」
『もちろんです』
涼「○○、こっちおいで。」
ニ「あれ、どうしたの」
風「あー、そういや、お伝えしたいことがありまして。」
風「さ、さ。廊下にどうぞ〜」
風「○○ちゃん、よく頑張ったね」
そうすれ違いざまに頭に手を置いてくれて、にぃと2人きりに。
涼「どうしたの」
「あのね、あるスタッフさん達にイジメ?られてたの」
涼「は」
さっきの優しそうな表情から一変。殺気が感じられる。
涼「怪我は?」
「、、」
涼「マジで言ってんの、?」
「…これ、」
腕のあざをにぃに見せる。
涼「ねぇ、嘘でしょ、?○○の可愛い腕に何してくれてんの、、」
「あとね、、」
涼「うん?」
「にぃにもらったポーチ、とられちゃった、ごめんなさい、」
涼「…分かった。いいよ、○○。大丈夫。話してくれてありがとう。」
涼「今までよく頑張った。偉いな。」
そう言って抱きしめてくれて、安心で涙が止まらなかった。
涼「皆のとこ戻ろっか」
「うんっ、」
涼「すみません、もう大丈夫です。」
ニ「はーい」
流「あ、○○おかえり〜」
「ただいま。」
ギュッ
「え、なになに?」
大「ハグしたくなっただけっ、泣」
皆んなの目が潤んでる。たぶん、恭平が言ったんだな。
涼介Side
風「山田くん、ちょっと。」
涼「なに?」
風「△△テレビ局の?と??。」
涼「え?」
風「例の人たちです。」
涼「おま、何でそれ、」
風「この前、たまたま聞こえちゃって。」
あのときか。
涼「さんきゅ」
風「程々にしといてあげてくださいよ〜」
嘘っぽい笑みを浮かべながらそう言う風磨。
涼「それは、」
風「って言いたいところですけど。」
涼「…けど?」
風「思う存分やって来てください」
今度は悪い顔で笑う。
涼「ふふっ、 任しとけ」
返事した俺も同じような顔してんだろうな。
?と??、、容赦はしない。
もう終わりだな。
涼「○○〜!!」
ギュッ
「にぃ!」
涼「はい!これ!」
「え?」
涼「同じやつ!」
「え、いいの、?」
涼「もちろん!」
「ありがと、!」
涼「可愛いなぁ〜!!」
ギューッ
「にぃ大好き」
涼「えっ!?○○もっかい!!」
「もー言わなーい」
涼「えー!お願い!!」
「嫌だーw」
その後、?と??は○○愛好家たちから睨まれるのは言うまでもない。