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番外編29『主様赤ちゃん化』後編
百合菜SIDE
『ほっぺぷにぷにだな…。』
『バスティン、あんまり触ると嫌がるぞ。』
『ばーぶぅ!』
『いや嬉しそうだぞ?』
『私達のことは分かっているんですね。良かったです。』
『これが赤ちゃんの頃の主様かぁ……可愛いなぁ。』
『あーぶぅ…』
『どうしましたか?』
『お腹が空いたんじゃないかな?』
『じゃあご飯ですね!』
『歯は生え揃ってるけど念の為柔らかいものにしようか。パン粥とか。』
『あぶ!』
『気に入ったみたいだな。』
『じゃあ俺が作ろう。』
『お前はキッチンに立つな。』
『は、ハウレスさん、俺たちが作りますからハウレスさんは主様をお願いします。』
『あ、あぁ。』
『もぐもぐ。』
『めっちゃ食うな…。』
『赤ちゃんになっても食欲は旺盛だね。ふふ、口周り着いてるよ。』
『あーと!』
『兄心がくすぐられる…。』
『ええ、とても…。』
『可愛いですね…。』
兄心を擽られた3人。
『うぅん…。』
『腹いっぱいになって眠くなったか?』
『じゃあ主様の部屋に行こうか。』
『ぶぅ…。』
『おやすみ、主様。』
『やーやー!』
『寝たくないの?』
ギュッ。
『てでとはうれしゅ、いっしょ!』
『俺達と一緒に寝るってことですか?』
『どうします?ハウレスさん。』
『そうでもしないと寝てくれそうにないしな…。』
『じゃあ3人で寝ましょう!』
『チッ。ハウレスの奴……。羨ましいな。』
『いーなー!くまさん!ハウさんも!』
『静かにしなさいラムリ、主様が起きてしまいます。』
こうして百合菜様と麻里衣様は眠りにつく。
執事を2人、横に寝かせて。
数時間後――。
『ん…。』
『すぅ、すぅ……。』
『ぐー。ぐー……。』
私は寝返りを打つ。
ドンッ。
『ん……?何か、硬い…。っ!?』
左にハナマルが寝ていた。
『な、な、なんで!?』
※当然のように記憶なし。
『ユーハンもいる…っ。え?一旦落ち着くのよ、私。えっと、えっと…。』
『ん〜?主様…?どうした…?』
『わっ!』
ハナマルにグイッと身体を引かれハナマルに抱き締められる。
『まだねんねしておけよ……。ほら、なでなでしてやるから……。』
『き、き、きゃぁぁぁぁぁ!!』
屋敷中に悲鳴が響く。
『お姉ちゃん!?って、あれ、なんで私の隣にハウレスとテディが!?』
『ん……?今のは主様の声か…?』
『は、ハウレス!なんで私2人と寝てるの!?』
『主様!良かった元に戻ったんですね!』
『え?なんの事?とにかくお姉ちゃんのところにいかないと!』
バタバタ…!
『ハナマルのバカ!どこ触ってんのよ!』
『え?主様?元に戻ってる…。』
『え?』
かくかくしかじか……。
事情説明中――。
『『えぇ!?私と\お姉ちゃんが赤ちゃんになってたの!?』』
『えぇ。それで一緒に寝るために百合菜様にはハウレス君とテディ君。麻里衣様にはハナマル君とユーハン君が寝てた訳です。』
『全っ然覚えてない……。』
『ね、ねぇ。私何か恥ずかしいことしてないわよね?』
『それ私も気になる!』
『……さぁ?』
『え!』
『ルカス!教えなさい!』
『ハウレス!教えて!』
『いや、それは言えません…。』
『『(゚ロ゚;)エェッ!?』』
((私何したの…?まさか言えないような恥ずかしいことを!?))
『クスッ。』
((2人とも可愛すぎたから秘密にしておこう……。))
と、ルカスとベレンは思ったのであった。
次回
番外編30 『女の子の日の執事の対応』前編
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