無事、決闘は終わり私は教室に早足で戻った

なぜ早足で戻ったかって？

ちょうど決闘が始まったのは全員が昼食を食べたあと…つまりは…まぁ、ながーい休み時間に呼び出され決闘を申し込まれた…そう、つまりはほとんどの生徒に見られて居た…だから早足で教室に引きこもった

まぁ…恥ずかしかったのだ

教室に戻ればクラスメイトに質問攻めされた

「元から仲が良かったの？」とか「いいなぁ…大人しく撃たれちゃえば良かったのに」とか…

私自身「嫌じゃない」とは思っていたが「欲しい」とは思っていなかったのだ

キアナ）(まぁ、みんなが言う通り顔とか性格とか…まぁ、云々全て良いけども…)恋人が欲しい欲ないんだよねぇ…恋人よりも学力が上がって欲しいわ…

クラスメイト）え〜！オーター様とかレイン様なんてかっこいいじゃない！ドットは…論外だけど

キアナ）ドットのこと嫌いすぎじゃない？

クラスメイト）いや、ウザイ

キアナ）わぁ〜……綺麗な理不尽

クラスメイト）え、そう思わない？

キアナ）ん〜…あいつ素直すぎ笑ウザイなーって思ったことはふつーにウザイって言うし…なんつーか…隠すのが苦手？な感じかなぁ…

クラスメイト）その素直さが逆に裏目に出てるんだけど？

キアナ）素直すぎも良くないってことか〜笑

授業の準備をしながら話し合っていると廊下が騒がしいことに気づいた

キアナ）なんか…うるさくね？

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ

クラスメイト）あ〜…決闘なうなうじゃね？

キアナ）決闘なうなうだとしても…なんつーか…人の声むっちゃするくね？

クラスメイト）相手がイケメンズなんだろ

キアナ）唐突なBL笑

クラスメイト）それか女子(イケメンズ)なんだろ

キアナ）だからGL突っ込むなって

クラスメイト）まぁまぁ！ちょっと見に行こーよ！

キアナ）なぁーんでぇ〜！

仲のいいクラスメイトに背中を押され腕を引っ張られ教室から無理やり出されざわめきのある方へ進んで行くと…

女生徒）なんであんなやつの方がいいのよ！私の方が絶対いいわ！

と、突然女生徒の声が響いた

何事かと思い人混みを掻き分けていくとなんか更に「え、あれって…もしかしてレイン様が思いを寄せている…」なんて声が聞こえ始めそれが決闘を申し込んだ女生徒の耳に入ったのか人混みをキョロキョロとみている

キアナ）…(レイン……って事はもしかしてあの女生徒はレインに決闘を申し込んだのか！？はぇ〜…よーやるわ…)

クラスメイト）ね、ねぇ…なんか…ヤバくない？

キアナ）…逃げるか

クラスメイト）合点承知之助！

キアナ）うるせぇ！

逃げようとくるっと後ろを向きそそくさと逃げようとしたら突然知らない女生徒に腕を捕まれ無理やり人混みの真ん中に放り込まれ女生徒とレインの間に追い出された

キアナ）(あ、オワタ…これオワタ…さようなら私の愛しき人生…)

決闘を申し込んだ女生徒は私を見るなり顔を真っ赤にして「お前がレイン様を誘惑したんだろ！死ね！」と怒りながら銃を構えた

キアナ）(もう弾入ってないの知ってるのかな…)

ｶﾁｯ…

女生徒）！？

キアナ）さっき6発撃ったでしょ、銃は固定だから誰も彼も6発しか装弾出来ないよ？

女生徒）貴様ァ”！お前みたいなやつが何で＿

キアナ）人間性だよ多分きっと笑まぁ、私が男だったらアンタみたいな女要らねぇけど笑

立って嘲笑うように言い放つと女生徒は更にイラついたのか弾を装弾して撃ってきた

キアナ）はぁ…

ため息を着いて魔導書を取りだし魔導書の中に手を突っ込み中から警察さんを引っ張り出す

警察）え？え？

キアナ）そいつ、決闘宣言無しに銃の発砲

女生徒）なっ…で、でも！そんな奴居たってなんにも＿

警察）あ、ほんとだ〜(魔法でキアナの記憶を覗き見てる)

キアナ）でしょ？じゃあお願いしまーす

女生徒は警察に組み敷かれ手錠を掛けられ学校から出て行った