TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

電話を代わり、説明すると、わかった…と、一言だけで、仕事終わってまた連絡すると。

こちらもなんかあったら連絡することを伝えた。

照の子供……

正直複雑だ。

なんで、元奥さんはこんなこと……


深澤「○○?」

○○「……ん?」

深澤「大丈夫そ?」

○○「……正直複雑だけど、照のほうが大丈夫じゃないと思う。」

深澤「…だよな。」

ひなの「お兄ちゃん達はパパのお友達?」

深澤「そうだよー?」

ひなの「いいなぁ。」

○○「ひなのちゃんは、パパのこと、よく覚えてたね?」

ひなの「うん、写真があるの。見て?」


ひなのちゃんが肩にかけてたポシェットから、写真を出して見せてくれた。

若い照と、可愛い女の子。

照に抱っこされ、嬉しそうにしてるし、何より照の表情がすごく優しいし、愛しそうにしてる。

そしてもう1枚の写真。

そこには、幸せそうな親子3人の写真。

照に肩車されたひなのちゃんと、照の隣には優しく微笑む人…


○○「………」

ひなの「この頃のことは覚えてないけど、1番好きなんだこの写真。」

絵里「ひなのちゃんのママはどんな人?」


私が気になることを、絵里が聞いた。


ひなの「ママは、いつも怒ってる。」

絵里「え?」

ひなの「いつも、パパに怒られるから!って。でも、妹が同じことしても怒らないの。お洋服もね、いつも妹には新しいの買うんだよ?ひなのは、お譲りばかり。でも、たまに、こっそり新しい服を買ってくれてるの知ってるんだ。けど、それを、パパが怒るの。だから、ママは買ってたのを忘れてサイズアウトしたからって譲ってもらったって嘘ついてるの。本当は、ママ、優しいんだよ。でも………」


深澤「そういうことか。」


なんで、照よりその人を選んだんだろ。


ひなの「今のパパは嫌い。」

絵里「よし、じゃあ、ひなのちゃん、お洋服見に行こうか!」

ひなの「え?」

深澤「いや、変なの選ぶなよ?笑」

○○「お腹冷やすようなのはやめてよ?」

絵里「なによ、2人して!」

深澤「ひなのちゃん、ママがお迎えくるまで、たくさん楽しもう?」



子供服売り場


深澤「ね、こんなのどう?」

絵里「なんかパジャマみたい」

深澤「パジャマじゃないし!」

絵里「これは?」

深澤「それ、丈短いんじゃない?」

○○「ん、これにこれとか…」

絵里「地味じゃない?」

深澤「シンプルだなぁー」


あーだこーだ言いながら、ひなのちゃんは着せ替え人形状態。試着する度に、写真も撮ったり。


ひなの「この服かわいいなぁ。」

深澤「買っちゃうー?わら」

ひなの「……ママが怒るからいらない」


そう寂しそうに話すひなのちゃん。


絵里「ね、お腹空かない?」

○○「もうそんな時間か。」

ひなの「あのね、ひなの食べてみたいものがあるの。」

深澤「じゃあ、夕飯たべにいくか。」


そう言って、レストラン街に行き、お店に入る。


まだアナウンスは流れない。

まだ迎え来てないって事だよね…


絵里「あっ!」


バシャッ!


○○「つ、冷たッ!」

深澤「もう、何やってんの!」


バシャ!


ひなの「あ、ご、ごめんなさぃ…」


絵里「あー、ひなのちゃん大丈夫??」


店員「大丈夫ですか!?タオル使われて下さい!」


そう言ってタオルを数枚貸して下さり、テーブルを綺麗にしてくれた。


深澤「○○、服、大丈夫?」

○○「ん……気持ち悪い。ひなのちゃんも気持ちわるいてか、風邪ひいちゃう…」

深澤「絵里さん、ちょっとひなのちゃん頼んでもいい?服買ってくる」

絵里「了解!」



先程のお店に行き、私とひなのちゃんの服を買い戻って、ひなのちゃんとトイレで着替えた。着替える時に、ひなのちゃんの体にチラッと痣らしきものが見えた……

これは、警察に通報すべきじゃないかと感じつつ、とりあえず、お迎えを待つことに。


お店に戻り注文を決める


ひなの「私、これ食べたい!」

深澤「いや、ご飯が先でしょ!」

ひなの「だめ?」

深澤「……ったく。さすが似てんな!わら」

○○「ほんと!(笑)ひなのちゃん、デザートに食べていいから、ご飯先に決めよ?」

ひなの「はーい……」


ちゃんとデザートも注文し、料理を待つ。

すると、照から連絡があり、コチラに向かうとのこと。





loading

この作品はいかがでしたか?

31

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚