コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「あー、、」
笑顔を固定して○○が声を発する。
和「どした?」
「何でもないごめん、ちょっと抜ける」
流「お腹痛いんかな、」
丈「かもな」
大「…てか大丈夫かな」
謙「何がですか?」
大「や、先月、薬飲まない!って宣言してたやん」
謙「あー、、」
〜1ヶ月前〜
「っ、、」
ゴホゴホッ
丈「どした!!?」
「薬、っ、喉、引っかかって、っ出しちゃった」
和「そっかそっか、苦しかったな。」
「もう薬飲まない、」
大「それは○○が辛いやろ?」
「大丈夫!!もう薬飲まない!!」
駿「確かに言ってたわ。」
「なんの話〜?」
『んーん。』
「ダンスしよー」
和「や、YouTubeの企画合わせしよや」
「えっ?」
大「せやな〜」
流「あ、○○恭平の隣空いてんで」
「…ありがと」
丈「ちょっと休憩しよか」
謙「疲れたぁ〜」
丈くんの言葉を聞いた途端に机に頭を置いて丸まってしまう○○。
『ん、○○辛いな』
「辛くない、」
絶対辛いやろ、w
『ソファ行こっか』
「歩けない」
『じゃあ抱っこは?』
「…まだ」
『動けるようになったら言って』
「ん、」
苦しそうに顔を歪ませて痛みが去るのを待ってる。隣りで見てるのも辛くて。
大「部屋温度上げよか」
「きょ、」
『ん、いける?』
「抱っこ、」
腕を伸ばして首に絡めてくるから、優しく持ち上げてソファまで運ぶ。
「ありがと、」
『ん。』
🌙*゚
和「もう大丈夫なん?」
「ん」
流「明日オフやし、ゆっくりし」
「そーする」
○○Side
☀️*゚
「ん、」
え、やば、
「痛すぎる、」
「死ぬ死ぬ、死んじゃうよ、?、w」
重い体を起こして階段を下りる。朝ごはんが用意されて、それを食べる。
いつもは30分で食べ終わるのに、今日は1時間かけて。
「つら、、」
生理の時、一旦座っちゃったら立ちたくないの分かる人いる??
まぁでもね。私は偉いから。ちゃんと食器も洗って、歯磨きしたの。
「…ベッド戻ろっかな、」
もうお腹と腰が痛すぎて、自分の部屋に戻った。
ベッドで横になると腰の痛みはある程度引いて、腹痛との戦い。
台本読んだりスマホで少女漫画読んだりしてたら、メンバーに会いたくなって。
ちょっとグループLINEしてみよっかな
💬誰でもいいから帰ってきて
恭💬どした?
恭平だ。
💬ぎゅーしたい
💬会いたい
恭💬5分くらいでええなら電話する?
💬する
そう返信すると、すぐに恭平から電話が掛かってくる。
『どしたん〜』
「いつ帰ってくるの、」
『ん〜、、すぐには帰れんのよな』
「やだ」
『んー、ややなぁ。。ごめんな』
「んーん、」
『なるべく巻くわ』
「ん」
ス「高橋さんお願いします」
『あ、はーい』
『ごめん、呼ばれたわ』
「ん」
『他のメンバーに話し相手なってもらい』
「ん」
電話が終わって画面を見てみると、LINEが来てて。
駿💬俺もう帰るけど何か欲しいものある?
💬何もない
💬早く帰ってきて
すぐに既読がついてスタンプが返ってくる。
ガチャガチャ
駿「ただいま!!」
駿「○○ー?どこー!」
駿「部屋かな、」
コンコン
駿「入るで」
駿佑Side
駿「あ、おった。」
駿「○○大丈夫?」
布団に入ってこちらを見てる○○。
「寂しかったの、」
駿「そっかそっか。俺もう仕事終わったからずっとおるよ」
「ん、っ、」
苦しそうに一瞬顔を歪ませた。
駿「痛いな。薬は?」
「いらないの」
痛みに耐えてる声でハッキリと言われる。
駿「でもなぁ、、」
飲まんと○○が辛いだけやし、
「ここ座って、」
駿「?うん」
言われるがままにベッドに腰掛ける。
そしたら○○が膝の上乗ってきて、ぎゅーって抱き着かれる。抱き締めると、浅い呼吸をしてるのが分かる。
駿「痛いな。」
「みっちーの匂い、好き」
駿「ほんま?ありがとう。」
駿「あ、でも汗かいとるかも」
さっきの撮影で走ったから、、
ん?何か首元に唇が当たってるような、、
駿「ちょちょちょ、待って、匂い嗅いどる?」
「ん。」
駿「待ってほんまに臭うから!」
「臭わないよ?」
駿「ほんま?」
「ほんと」
駿「なら、、ええんかな、?」
駿「…あ。」
駿「○○、ハイチュウいる?」
「いる!」
駿「ん。」
「ありがと、」
ガチャ
流「ただいま〜!」
駿「あれ、流星くん帰ってきた。」
コンコン
流「2人ともおる〜?」
駿「いますよ〜」
流「入ってもええかな〜?」
「うん」
流「これ!」
「薬?」
流「ネットで色々調べたんやけど、これが1番飲みやすいんやって。」
流「○○がいつも使ってるやつよりも小さいし、飲みやすいと思うんやけど、、どうかな」
「…飲んでみる、」
流「ほんま?ありがとう!」
駿「よし!じゃあ水持ってくるわ!」
駿「はい!」
「ん。」
💊
流「○○飲めたやん!」
「○○偉い?」
駿「偉い偉い!」
「何か効いてきたかも〜」
流「よし!じゃあご飯作ろっかな!」
「行っちゃうの、?」
流「んー、みっちーおってくれるから!」
流「何そのお目目。可愛ええなぁ」
流星くん引き止められとるし、、よし!!
駿「じゃあ俺作るわ!」
「それは怖い」
流「うん、ちょっと心配かも」
駿「え何で?」
何で2人してそんな否定する??
流「誰か帰らんかなぁ」
駿「確か丈橋が、、」
\ピロン/
流「…あ、○○ピザ食べれる?」
「ピザ食べる〜」
流「ピザ買って帰るって」
駿「ナイスタイミングですね」
流「じゃあ○○とイチャイチャしちゃお〜」
「しちゃお〜」
何この可愛い空間。
「…みっちー、」
駿「んー?」
「私の腰殴って」
駿「…は?」
「腰凝った」
ガチャ
和「ただいま〜、あれ、誰もおらんやん」
駿「おかえりなさい!」
丈「ただいま!ピザ買ってきたで〜」
駿「ありがとうございます!」
流「○○、だ、大丈夫?w」
「ん、大丈夫、」
駿「めっちゃ腰曲がってるやん、w」
「この方がラクなの、」
駿「そ、そっか、」
🍕
和「ん〜!ボーノボーノー!!」
丈「美味〜!」
「んん〜っ!!」
流「開かんの?w」
「開かないの」
○○はペットボトルの蓋と、かれこれ5分くらい格闘。
「もうっ!!何で開かないの!」
しまいにはペットボトルに向かって起こる始末。○○的には真面目なんやろうけど、俺らにとっては可愛い以外の何ものでもない。
丈「ん、開けよか」
「開けて、」
丈「ん。」
○○があんなに苦労して開けれんかった蓋を一瞬で開ける丈くん。w
流「じゃあもうひと踏ん張り行ってきますわ」
駿「行ってらっしゃい〜」
ガチャン
「みっち、」
近くに居なければ聞こえない程小さな声。
後ろを見ると、浅い息をしてる○○。
駿「どした?大丈夫?痛くなっちゃった?」
「ん、」
唸り声か返事か分からん声を発したあとにしゃがみ込んでしまう。
駿「辛いな、ちょっとソファ、ベッドの方がええか、抱っこしてもええ?」
小さく頷いたのを確認して持ち上げる。
和「○○痛くなっちゃったん?」
駿「みたいです」
丈「ごめん、みっちーありがとう」
駿「いえ。」
駿「ん、おろすよ」
ベッドにおろしてからも体を丸めて痛みに耐えてる○○。
コンコン
丈「入るで」
丈「痛そうやな、」
そう言って頭を撫でる丈くん。
丈「この薬って、?」
駿「あぁ、流星くんが買ってきてくれて。11時くらいやから、、2時間前に飲みました。」
丈「薬飲んだん。偉いやん」
丈「なぁ、○○痛いのいつから?」
駿「え?」
丈「この薬、ほんまに効果あったん?」
駿「え、それって、」
丈「○○。そうなら頷いて」
「違、うっ、」
丈「ほんまに?ほんまに効果あったん?」
“ほんまは効果無かったんやろ”っていうような言い方。
駿「丈くん?」
丈「こいつさ、この薬、前試して効果無かったって言ってたんよ」
駿「え、」
丈「どうなん?」
「…違う、」
丈「薬の効果って6時間くらいらしいけど」
「たまたま、だもん、」
丈「○○。正直に言い」
「…効果、、あんまり無かった、」
駿「え、じゃあ○○、耐えてたん、?」
「…うん」
駿「まじ、?」
薬飲んでからさっきまで無理してたん、?
駿「何で、」
いや、聞かんでもわかる。
丈「買ってきてくれた流星に悪いなとか思ったんやろ」
「、、」
丈「じゃあいつもの」
「飲まないもん」
丈「飲みな」
「や。」
丈「はぁ、あんたなぁ、、」
「のまないっ!」
そう言って頭まで布団を被ってしまった。
丈「…まぁ飲めるとしても2時間後やからな」
丈「みっちー、もう下りて大丈夫よ。ありがとう。」
駿「いえ。。」
丈Side
「おにーちゃん、」
ひょこっと布団から顔をのぞかせる○○。
丈「どした?」
「ごめんなさい、」
丈「ん?まぁ○○の気持ちは分かるけどな。」
丈「○○、流星のために頑張ったんやな。」
そうやって頭を撫でてやる。
「うん、っ、」
丈「もー、泣かんの!w」
「これは違うもん、っ、泣」
丈「はいはい」
丈「辛かったんやもんな。」
「おにーちゃん」
丈「んー?」
「きょーへーは?」
丈「んー、もうすぐ帰ってくると思うで」
「そっ、、はぁっ、、」
顔を歪ませる。目をギューって瞑ってよっぽど痛いんやろうな。。
丈「来たか、」
手を握ると、ぎゅーって握られる。痛みを逃してやれるくらいしか出来んくて。ただただ苦しんどる○○を見とるのは辛い。
『ただいま!』
丈「ん、帰ってきた、」
コンコン
丈「はーい」
『○○、』
丈「今波来てる」
「きょぉ、っ、泣」
恭平を見た途端泣き出しちゃう○○。
『ん、痛いんな、辛いよな、』
「ん、っ、」
丈「恭平、手、代わってくれん?」
『分かりました』
丈「俺、下おるから何かあったら言って」
『ありがとうございます』
恭平Side
握る手は、めっちゃ強くて。それだけ痛いことが分かる。
「きょー、」
『ん、治まってきた?』
「ちょっと、」
「ね、」
『ん?』
「ぎゅー、」
『ぎゅーな。』
そう言って布団の中にお邪魔して、抱き締める。
「ありがと、」
『んー?ごめんな、これくらいしか出来んくて、』
「そんなことないよ、きょーのぎゅー、どんな薬よりも効果あるもん」
『なら良かった。』
「好きよ」
『俺も好きやで』