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明日の祝福

11 - 第11話めめVSいえもん(ノイズ)

♥

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2025年09月09日

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注意⚠️

これは本編の番外編(ifルート)です

リクエスト優先につき

めめさんVSいえもん(ノイズ)

ふたりが敵対してます

仲はあまりよくないことにした

魂が破壊されるまでの戦い







───side いえもん

目を見開けば純白の部屋。隣には夜空に紛れてしまうほどの濃い青色の髪を持つ少女。───めめんともり。目の前の少女の名前であり、死神の名だ。いえもんからは恩人と聞いているがおれとしてはまあ、なんともだ。


「あー…こんにちは?今はノイズだ。この名前は伝わるのか?」

「分かりますよ。それにしても…妙ですね。あなたの体からいえもんさんの魂の気配がありません。どうしたんです?」


そう言われ、俺はいえもんに呼びかける。…返事がない。それに気配すらもない。どうやら本当にいないようだ。ならこの体の持ち主は誰なのか、そう疑問に思いつつもその前に現状を把握することにする。


「…ご丁寧になんか書かれてるな」

「あ、ほんとですね。さっきまでなかったので今現れたんでしょう。」

「魔法の気配はしなかったが…機械系の類か?」

「ん〜そっちは専門外なのでなんとも。」


少し肩苦しい雰囲気を感じつつ、その現れた文字を読む。


『どちらかの魂を破壊しないと出られない部屋』


「…なるほど?5秒後に始めましょう。いいですか?」

「了解だ。」


俺たちは互いに背中を向き合わせにし、そのまま5秒間の間にできるだけ距離をとる。お互い遠近両用できるため意味は薄いかもしれない。


5、4、3、2、1。


「0───ッ!」


俺は即座に光から剣を作り出し、その剣をめめの肩から斜めになるように勢いよく振るう。


カキンッ


金属どうしがぶつかり、火花が辺りに散る。めめは後ろに既に鎌を構えていたようでその攻撃を簡単に防ぐ。その目が怪しげに笑う。俺もその笑みに余裕を返す。ギリギリと金属が擦り合う音が何も無い空間に響く。お互いの力を押し付けあった後、決着がつかないとみてバックステップで距離を開ける。

めめも同じ思考だったらしく、後方にバク転で距離を開けつつ、鎌に闇を纏わせ、それを四方八方に散り飛ばす。


轟々と鳴り響く音に俺は深淵を見る。全てを無に染めるその闇が無尽蔵に動き、しかし、的確に俺を狙う。

乱れぬ攻撃に俺は剣で薙ぎ払う。

1個、2個3個───的確に急所を狙ったものを払い、こちらも相手の攻撃の隙を狙って光線を浴びせる。

めめは軽やかなステップで攻撃を避ける。今度は懐から青白い光を放つランタンを取り出す。

───俺の直感が、あのランタンはまずいと知らせる。何かは分からない。しかし、理屈でない何かが俺の脳に警報を鳴らす。

俺は攻撃が当たるのも気にせず、そのランタンを破壊しに瞬時に距離を詰める。しかし、時すでに遅し。ランタンは怪しげな青白い光を放ち、一瞬空間全体を光で満たす。

俺は距離を詰めるために前に出した足をすぐに引っ込め、逆に距離をとるように後ろに足を伸ばす。

───ゾォッとする程の寒気が体全体を覆う。目を見開けば信じ難い光景。半透明の青白い幽霊のようなものが数十体ほどで俺を囲んでいる。そして、いっせいに攻撃を仕掛けてきた。


「───うッ!?!?」

「さあ、踊り狂ってください?」


めめの言葉を合図と言わんばかりに様々な攻撃が至近距離で繰り出される。炎、雷、突き技、矢、圧力───。捌ききれない攻撃が俺を襲う。俺は光に乗って避けるが、さすがに数が多い。避けきれず、足に矢が当たる。その矢は足の肉を引きずり出し、血が勢いよく吹き出る。こんな小さな矢にここまでの殺傷能力があると思えない。これがめめの能力か?と思考を巡らしながらダメになった足を放置し、一旦回避に専念する。


右、左、上、右斜め後ろ、背後、真下───様々な覚悟からの攻撃。避けたと思ったら重力によって押しつぶされ、植物で固定される。

大元の幽霊を切ろうとしたが、空を切るだけでなんの効果もなかった。───こいつらには物理攻撃は効かない。しかし、奴らは物理攻撃ができる。矛盾だらけのその幽霊に苛立ちを覚えつつ、めめに意識を向ける。


余裕の笑みで俺を見下すその表情は勝利を確信しているようだった。───しかし、舐めてもらっては困る。


「能力解放───【勇者】!!」


その瞬間、辺りにいた霊が掻き消されていく。負傷した足がすっと治り、痛みが引いていく。視界は良好。聴覚、嗅覚に異常なし。むしろ冴えている。俺が剣をひと振りすれば、辺りには嵐のような風が大きな音を立てて過ぎる。無限に広がるその部屋の中ではこだますることはなく、しかし、それがまた不気味だった。

めめは幽霊が消されたことに驚いていたらしく、一瞬目を見開いたがすぐに余裕の表情をうかべる。


「いや〜お強いですね。正直さっきので終わると思ってましたが…。勇者を名乗るだけのことはありますね。」

「ま、実際に俺は勇者だからな。正義は勝つってやつだよ。」


俺がそう言い返してやったら待ってました、と言わんばかりに怪しげな笑みを浮かべ言い返してくる。


「違いますよ?順序関係が違いますね。勝った方が正義です。敗北はつまり悪ですよ。」

「ならお前が悪だな。」


そう言って俺は剣を構える。光出てきたその剣は満面の星空を集めたかのように光り輝く。一方めめの鎌は深海のように深い紺色に色を染める。命を刈り取る形をしたその鎌は想像通りに一撃の鎌である。───触れただけで魂が破壊されるのは免れないだろう。

だが、その緊張感がたまらない。死と隣り合わせの戦いなんて俺にとっては当たり前なのだから。そんなもの怖くはない。

俺は剣を構える。めめは鎌を構える。両者しばらく睨み合いが続いた後、先に動いたのは───。


俺だ。俺は剣を強く握ってめめの目を狙う。小細工は無用。強者相手にそんなものは通用しない。

しかし、めめは下にかがみ、そして、下から鎌で切られかける寸前に俺は身体を光へとかえ、避ける。しかし、めめはそれすらも予想していたかのように出現した俺に正確に一撃を与えようとしてくる。


───ガギンッッ!!!ギギギギィッッ


俺はそれを剣で防ぎ、またまた押し合いが始まる。俺は剣を握る手により一層力を込める。額から汗が流れる。しかし、そんなことを気にしてはられない。俺は1歩、前に出てさらに鎌を押す。若干、俺の方が優勢となる。

───その瞬間、腹から熱い衝撃が走る。その数瞬後全身に激痛がはしり骨が折れる音を脳が感じる。耳からの、目からの情報が錯乱し、真っ暗へと陥る。力が抜け、剣を落とす。膝に衝撃が走った後、上半身全体に衝撃がはしった。

心臓の音が聞こえない。脳から、情報が伝達されない。


───死んだのだ。悟った。もう。終わりなのだと。




───めめside


そうして、人間は儚く生を散らした。

死んだ理由は簡単。私が私とそっくりの死神をノイズの影から生み出し、そいつに背後から刺してもらっただけだ。当然、死神なのだから簡単に魂を破壊できる。不意打ちにはもってこいの技。

相手が強かったため、舐めプする余裕がなかったことは少し残念だったが久々に楽しめた戦いだった。

そうして、私は人間を置いて気味の悪い部屋からの脱出に成功した。























ここで切ります!まあ、めめさんが勝ちますよねーって感じですね。いくら勇者だからってその力の根源がまず神ですから。ま、相手が悪かったとしか…。

それでは!おつはる!

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