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《短編集》恋の暗号

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《短編集》恋の暗号

3 - 月の下の愛情表現

2023年04月22日

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カクテルです。

今回は、久しぶりにノベルの放置していた短編集を書き進めようと思います。

『月の下の愛情表現』です。

主な登場人物・・・桃花、空大


ATTENTION

短編集です。

1話ごとにパロが変わります。

苦手な人は避けてください。

似ている作品があったらすみません。

誤字脱字があるかもしれません。


本編どうぞ!



桃花視点

指を絡め、少し肌寒い砂浜を大切な人と歩く。そんな私たちを、満月が照らす。

桃花「”寒いですね”」

私は、ほんの遊び心で2つの意味が隠された言葉を彼につぶやく。きっと気づかないと思うけど。

空大「夜だからね。おいで?」

桃花「うん…」

きっと気づかないとわかっていたのに、心のどこかに気づいてもらえなくて、がっかりしている私がいる。

がっかりした顔を隠しきれないまま、彼の腕が私の腕と少し触れるぐらいまで近づく。すると、「そうじゃない」と言わんばかりに、右腕を引っ張られて彼の前に立つ。

私が、いきなりのことに戸惑いを隠しきれずにいると、後ろから彼の腕が回ってきて抱き寄せられる。いわゆるバックハグだ。

桃花「ぇ、え?//」

空大「何びっくりしてるの?wして欲しかったんでしょ?」

自分の言っていたことを、わかっていてくれたと思うと嬉しくなる。

私たちは、抱き合ったまましばらく空を見上げる。すると、空大が口を開いた。

空大「”月が綺麗ですね”」

桃花「そ、それって…//」

いきなりのことに、戸惑っていると答えを急かされる。

空大「答えてくれないの?」

桃花「し、死んでもいいわ?//」

空大「なんで疑問形なのw」

言われてみてわかった。急に言われると、心の準備ができていないから、上手く答えられないし何より恥ずかしい。でも、このままでは負けている気がして対抗する。

桃花「”海が綺麗ですね”」

空大「桃花ッ//」

彼が、余裕のなさそうに私の名前を呼ぶ。その姿が、妙に可愛くて私は少しからかう。

桃花「もう帰ろっか?w寒いし」

そう言って、私は砂浜を走り出す。

空大「ちょっと待って!!」

彼の静止を聞かずに走り続けながら、彼の方を向いて叫ぶ。

桃花「置いていくよー!!」

空大「ももかぁ〜」

彼は、私の名前を力なく呼びながら私を追いかける。

これが、照れ屋で負けず嫌いなカップルの愛情表現です。


以上です。


意味はこちらです。

「寒いですね」

抱きしめてください

「月が綺麗ですね」

愛しています

「死んでもいいわ」

愛しています

「海が綺麗ですね」

あなたに溺れています


なんかロマンチックですよね。私は、特に最後の言葉が好きです。


ノベルで書くの久しぶりすぎて変な気がするw

これからも頑張りますのでフォローとコメント、ハートをお願いします。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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