コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【リーフ🍃】「ご…ごめん…サンダー…。わざとじゃない…ただ…。」
【サンダー⚡】「今更やっと分かったんだ。俺の傷がどれだけ深いのか。」
息苦しい…ツラい…暗い…怖い…痛い…サンダーが今まで抱えてきたものが、今自分にも見えた気がした。こんなツラい気持ちを今まで抱えて、約17年も生き続けてきたのか…。そう思って、俺はとある質問をした。
【リーフ🍃】「なんで…こんなツラい思いをしてたのに…今日まで生き延びれたの…?」
【サンダー⚡】「そうだね…。リーフたちがいたからかな…?」
【リーフ🍃】「えっ…?」
【サンダー⚡】「こんなツラい世界でもね…今は生きなきゃいけない理由が俺にはあるの…。というか…無理やり生きがいを見つけたの…。」
【サンダー⚡】「これからはリーフたちがずっと幸せで笑えるようにすること…それが今の俺の夢でもある…。たとえリーフが自分のことを嫌いになっても…俺が必死に愛す…。それが俺の生きる理由なの…。」
【サンダー⚡】「もし俺が…みんなの目の前からいなくなったら…リーフたち泣いちゃうでしょ?」
俺はどんな言葉をかければいいのか、分からなくなっていた。
そういえばサンダーはいつも笑う時、上手く笑顔を作れていなかった。そんなぎこちない笑顔が可愛いとみんなは思っていたが、実は本当は笑い方を知らないのかもしれないと思い始めた。
サンダーの心の傷は、深くて暗くて怖いところ、光も届かない夜みたいな深海ぐらい深いもの。誰よりも優しくて、そして誰よりも【哀しみ】というものを知っている人。そして誰よりも【自分】という存在を知らない人。
【リーフ🍃】「サンダー…自分が見つからないなら…俺が一緒に探してあげる…。いつかは…心から笑える日がサンダーにも来るように…だから…俺を信じて…!」ギュッ
その場で泣きながら、そう叫んだ。深い海の中は音も響かない…もしかしたらまたテキトー聞き流されるかもしれない…そう思ってたけど…。
【サンダー⚡】「ふざけんな。」
【リーフ🍃】「えっ?」
【サンダー⚡】「急に抱きついてくんな。尻もちついちゃったじゃん。」
どうやら抱き着く勢いが強すぎて、サンダーに尻もちをつかせてしまったらしい…。
【リーフ🍃】「ご…ごめん!?もっと…そっと…抱きつけば…。」
【サンダー⚡】「そんなこと言ってないでさっさと片付けるぞ。もう遅いから。ついでに手伝ってくれ。」
【リーフ🍃】「あっ…ごめん…。」
【サンダー⚡】「あとさ…急に行動まで情熱的になんの…やめてくれる…?心臓に悪ぃから…。」
【リーフ🍃】「ごめん…。」
【サンダー⚡】「まぁ…今まで泣かせてきた俺も悪いんだけど…。」
【リーフ🍃】「えっ?」
【サンダー⚡】「今まで悪かったなぁと思って…。」