コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「メテヲは誰かの心臓になれるかな」
今でも彼のその言葉が記憶に残っている
高校の頃、親友であり恋人だった彼、星宮芽音、通称メテヲは唐突にそう俺に聞いてきたのだった
「急にどうしたんだよメテヲ」
「少し気になってさ…」
そういうと彼は空を見上げながらこう言った
「誰かの生きる理由になれてるのかなって、メテヲが生きる理由はあるのかなって」
重々しくそう告げたのだった
その時は返答に困って何も言えなかった
今でもその時、何も言えなかったことを後悔する
彼は次の日、登校中に事故にあい亡くなってしまったのだった
そのことを学校で聞いた時、現実を見ることができなかった
ただ泣いて、泣いて、あの時のことをずっと後悔していた
妹もそんな俺のことを気遣ってか何も言わなかった
それから数日が経った
未だに彼が死んでしまったことを諦めきれていない俺がいた
もしかしたら生きているんじゃないか
また、あの日みたいに笑ってくれるんじゃないかと期待していた
そんな俺の心情を表すかのように帰宅時、に狐の嫁入りにあった
傘は持っていない
走りながらまた、あの日のように傘を差し出して笑う君をみたい、そう思っていた
このまま藍に溶けたって構わないから
またあの日のように笑って見せてよ
お願いだからさ…
気づくと、頬を大粒の涙が祟っていた
ずっと、ずっと大好きだった
告白してOKを貰えた時、どれほどまでに喜んだことだろうか
登校するたびに目に飛び込んでくる机の上に置かれたハーデンベルギアの花
あれを見るたびに彼が亡くなってしまったという現実を突きつけられた
….それから10年かがたった
人に好意を寄せられても断り続けてきた
俺の恋人はあの人だけ
最初で最後の、1番好きだった彼以外に興味は出なかった
今日は彼の命日だった
「メテヲさん、今日であなたが亡くなってしまった日から10年経ちますね」
そう言いながら彼、瑠夏は彼と同じ黄色いマリーゴールドを墓に手向けた
「マリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」
「どんな世界でも、君がいたから俺は生きていたいって思えたんですよ」
あの時、言えず後悔したあの言葉を、きっと彼が聞いたらなにカッコよく言おうとしてるのさ、とかいって肘でつついてくるんだろうな…
「僕の地獄で君は、絶えず鼓動する心臓ですよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
曲パロrkmtです
なんの曲か分かりましたかね?
結構頑張って書いた”つもり”です
それではッ