knside
朝、昨日と同じ時間に学校に行った。
彼がいることを願って、
馬車を降り、周りを見渡す。
癖毛の茶髪に綺麗な碧い瞳…
kn「ブルーク、おはよ、!」ニコッ
br「あ、おはよう、」
「じゃあ僕はこれで…」
そう言ってブルークはそそくさと学校に入ろうとしている
一応婚約者なんだけど、なんか避けられてる?
結構傷つくんだけど…
もうちょっとぐらい引き止めてもいいかな、
kn「早くない?」
「まだ良くない?」
br「いや、あの、そのぉ〜?」
彼は明らかに困ったような顔をした。
やっぱり避けられてる、?
なんで、
俺なんかした、?
ブルークに嫌われるようなこと、
俺が最近素っ気なかったから?
好きって言わなかったから?
他の人の方が好きになったから…?
kn「ブルーク俺の事嫌い…?」
不安でいっぱいになって、
つい、口に出してしまった。
泣きそうになるのを堪え、少し下を向く。
br「違う!、けど…」
「ごめん、」
kn「…、」
やっぱりブルーク俺の事嫌いなんだ、
俺に魅力が足りないから、飽きちゃったんだ。
前は好きって言ってくれたのにっ、
俺、まだっ、こんなにブルークの事が好きなのに…!
、好き…?
俺がブルークを?、今も…?
あぁ、そっか…
例え何をされても、俺まだブルークが好きなんだ…
そうだよね、1度好きになった人を嫌いになるわけない。
もし嫌いになったとしても…
kn「また、好きにさせればいいよね…?」
smside
ブルーク遅いな…
ひょっとして今日は休み?
なんてくだらないことばかり考えてしまう。
最近はこんなこと無かったのに…
ブルークがあまりにも前に…いや、元に戻った気がして
落ち着かない、
ずっと願ってきたことが現実になったのだから尚更。
『 俺の大好きなブルークに戻りますように 』
そんな 人には言えない恥ずかしい願いが…
ガララッ
br「すみませんっ、遅れました!」
「間に合ってますから大丈夫ですよ?」
「ゆっくり慌てずに座ってくださいね。」
br「は、はい!」
ブルーク休みじゃなかったのか、
今はそれが心做しか嬉しいと思ってしまう。
あんなに嫌いだったのに。
sm「どうしたブルーク、寝坊か?」
br「いやぁ、僕…もちょっと寝坊したけど、」
「キリヤンが起きなくてさぁ、!」
ブルークが遅れるのとキリヤンが起きないのになんの関係があるんだ?
sm「キリヤン…?」
br「あっ、キリヤン知らない、?」
sm「キリヤンは知ってるが、何故キリヤンを起こしに、?」
br「実は昨日キリヤンが家に泊まりに来たんだ〜、」
「それで、一緒に寝てたから僕が起こした!」
キリヤンと一緒に寝た…?
俺はブルークと寝たことないのに?
子供の頃からそうだったけどブルークはキリヤンとなかむに甘すぎる、
そりゃあ愛嬌がある方がいいだろうけど、
俺だってずっと隣で寝たかったのに…
sm「((ブルークと一緒に、、、。」
「ふーん、そうか…」
「それは災難だったな、」
br「うん、起きたあとがめっちゃうるさかった…」
sm「あ、今日俺と “ 一緒に ” 帰る約束忘れるなよ、?」
ただ、俺は不器用だからどうしたらいいのか分からない。
だから、今俺がブルークと出来ることを大切にすることにした。
br「はーい!」
sm「あとさ、今日の昼ふたりで…」
br「昼?」
sm「いや、やっぱり何でも、」
流石に2人でお昼は攻めすぎか…
『 急にどうしたの?』って言われそうだし、
何より俺はブルークに嫌悪感を抱かれたくないからな。
br「あ、そうだ!」
「昼と言えばさ〜、最近シャークンと一緒にご飯食べてるんだけど一緒に食べない?」
「シャークンも面白いけどスマさんが居てくれたらもっと面白くなると思うんだ〜!」
みんなで、か…
2人がいいなんて我儘だよな、
sm「…いいよ、」
br「やったぁ!」
「シャークンもきっと喜ぶよ、!」
sm「うん、そうだな、シャークンなら…な、」
シャークンなら、俺みたいに捻くれた嫉妬なんてしないんだろうな…
きっと、みんなでいいって言うし、俺が二人がいいって言ったら譲ってくれる。
俺も、いつかは大人になれるかな、
nk…出てなくね?
そう思っている頃だと思います。
次は出てきます、ちゃんとnk視点で。
そういえばこのお話最後の方にR入る予定です。
R無理!って人のためにR入る時は
〇話『〇〇〇〇(Rあり)』
ってちゃんと書くので許してください
コメント
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続ききちゃ~!いつも楽しく読ませてもらってます!