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ちゃす!るーあです!
初めての小説風テキスト!
そして、異世界パロ
異世界って言っても冒険ものじゃないけど…
まあ見ていって
ここは別の世界の今からちょっと昔の話
この国のこの時代と言えば男尊女卑な時代
地位の高い男の人は“女性妻”と呼ばれる親の紹介で半ば無理やり結婚させられる。そして、自分で選んだ“男性妻”と呼ばれる本命の妻を作るのです。
この国は同棲愛が一般的だったので女性は子供を作ることだけを目的として結婚をしていました。不倫や浮気という概念がないのでそこは安心して見ていてください!
まあ見ていってください
ある貴族の家庭父と母と3人の兄弟が住んでいた。父は毎日戦場に出かけ、夜は男性妻の所へ行く毎日だった。その兄弟と母に会いに行くのはせいぜい週に2日だった。それでも優しく強い父のことが子供たちは大好きだった。
そんなある日、お父さんが亡くなった。子供たちと会って、子供たちが寝たすぐ後のことだった。怒った男性妻は母にお金を請求した。遺産も全て男性妻が持って行ってしまった。母は絶望し、己を憎み、どこかへ姿を消してしまった。3人はお互いを憎み合い、嫌いあった。生活ができない3人は別々の貴族の孤児院で育てられ、すくすく育ち、運命の相手と結婚出来たのだった。
その3人の子供が 詩久家(しくけ) の
乱 (らん)
海尊 (みこと)
胡沙溟 (こさめ)
これは彼らが運命の人と自分と兄弟について考え生きていく物語______
「ただいまー」
戦場から帰って来た俺はいつも『おかえり〜!』と駆け寄って来る嫁の姿が見えなく、不安に思う。
「乱?」
不安に思い、名前を呼ぶ。
部屋の奥に進んで行くと、窓の外をベットに座って眺め、ぼーっとしている乱の姿があった。
「乱?大丈夫か?」
よく見ると頬には涙の筋があった。返事はなく、ますます心配になる。こんな事今まで無かったのに…!
「おい、乱!大丈夫か!?」
するとようやく気づいたのか、聞こえるか聞こえないかの絞り出したような声で俺の名を呼んだ。
「射渾(いるま)…」
ギュ
「グスッグスッ」
乱は俺の事の事を抱きしめ泣いていた。
普段は元気でニコニコで鬱陶しいぐらいにスキンシップをしてくるのに
「乱?なんかあったのか?」
射渾が優しい声で俺に聞いてくれた。でも…
「なんでもッ…ないッ ニコッ」
俺は平気な顔で笑ってみせた。
「はぁ、お前がその顔する時は大丈夫じゃねーの」
どうやら俺が無理して笑っているのはバレバレのようだ。
「まあ、話したくないなら待つから、今日はもう寝ろ」
乱はしばらく黙った。
「·····がいい」
「え?ごめん、もう1回」
「一緒がいい…」
照れたように赤い顔をして乱は俯いた。
「いつも一緒に寝てるだろ?俺も風呂入ったら、すぐ寝るからちょっとだけ待っててな?」
射渾の声は甘く、優しいものだった。
「うん…分かった…!」
乱は心からの笑顔で射渾に微笑んだ。
「ただいまー」俺が帰るといつも向こうからする声がしなかった。
「おい、胡沙溟?」
名前を呼んでも返事はなく、俺は部屋の奥へ進んだ。すると、花瓶の隣で外を見つめ泣いている胡沙溟がいた。胡沙溟は感情を表しやすいが、今日は感情なく泣いているように見えた。俺が近づくと
「おかえり、懐くん…」
胡沙溟らしからぬ笑顔を見せた。
「なんかあったか?」
懐くんは心配そうな顔でこちらを見つめた。
「ちょっと…昔のことを、思い出してた…だけ!」
胡沙溟の昔って…
俺は思わず胡沙溟を抱きしめた。
「ただいまー」
慌てて出迎えてくれる妻が今日は姿を見せなかった。俺は不思議に思い、名を呼んだ。
「みこちゃーん?」
返事はなく、出かけているはずもない。寝てしまったのだろうか。そんなことを考えながら、“もしも”の事がないように願う。
ふと、ベランダを見ると柵にもたれ掛かり、空を見つめる彼がいた。そっと扉を開け、声をかけた。
「ただいま、みこちゃん」
「ぅわぁ!おかえり、栖魑(すち)くん…!」
今のみこちゃんはどこか寂し気に見えた。
「何してたの?」
栖魑くんは特に怒ってはないみたいだったけど、俺は言葉に迷った。
「…兄弟の事思い出してた…」
しばらくの沈黙の後にみこちゃんはそう言った。
「みこちゃん兄弟いたっけ?」
「栖魑くんと出会う前ね、今は何処で何をしているのかも分かんない…」
「そう…なんだ…」
栖魑くんはとても悲しそうな顔をした。
「ぅえ!そんな顔しないでよぉ!俺には栖魑くんが居てくれるから大丈夫だよ?」
栖魑くんは食い気味に答えた。
「絶対幸せにするね!」
みこちゃんは顔を赤くして俺にキスをした。
一旦おかえり
どうだった?これ連載してくからもしよかったら、続きを待ってて
次回もまあ見ていって
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