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「プルプルプルプル」
シゲの携帯がなる。
「兄貴、ちわっすっ、ちょうど武田さんと一緒にいます。わかりました、伝えておきます。」
おぃどうした加藤電話かけろよ
「武田さん、物は予定通り、今夜港にくるそうです。」
「そうか」
「プルプルプルプル」
シゲの携帯がなる。
「おい加藤、14時すぎてんぞ、咲がどうなってもいいのか?」シゲ
「えっ⁈テメェふざけんじゃねぇ~ぞ、カオリに何かあったらただじゃすまねーからな」シゲ
シゲがあの感じならなんとか予定どおりいってる。
「武田さん、すみません、俺が油断したせいでカオリが加藤に捕まっちまいました。」
「シゲ、ビクビクしてんじゃねえ、状況が有利なのはこっちだ。」
「えっ」
「お前は一人で加藤のところにいけ、咲は俺がここで見張る、おめぇに何かあったら咲の命はないとでもいってこい。」
「ありがとうござます、武田さんには何から何までいつも感謝してます。」
シゲはホテルに向かっていった。マヌケな野郎だぜ。
「咲、今助け出してやる。ほどいてやるから騒ぐな。」
「武田さん、ありがとう」
咲は泣きながら、僕に抱きついてきた。
僕は咲と共に、加藤との合流地点へ向かう。
なんとか駅の改札まで行かねばならねぇ。
駅までは、およそ300m
目立たないように歩く。
トコ、トコ、トコ
「カズキさん?」「カズキさん?」
この声はまさか、まさかのまさかサヨさんだ。
転送した僕を探しててアパートにいなかったのか。
「あの女の人、今どき名前よんで人探しなんて珍しいわね」咲
クソぉ サヨさん こんな近くにいるのに声をかけれないなんて。。。
あのスカートの下にはきっと勝負パンツはいてんだろうなぁ。
あんな必死に探してるんだ、そうにきまってらぁ。
なんとしてでも無事に帰還しなくては。
もう15時、16時にはサヨさん、家に帰るはず。娘のお迎えがあるからな。
駅の改札前に加藤がいた。
「加藤またせたな、シゲは上手くやったか?」僕
「言われた通り、カオリと拘束してきた、明日の朝まではあの状態だ。」加藤
「でかした」僕
「武田、色々世話になったな、俺は咲と田舎ぐらしでもするつもりだ。」加藤
「元気でなぁ」僕
加藤と咲は改札をくぐり、どこかにいってしまった。
このあとは、遂に仕上げだ、待っててくれサヨさん。