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このお店は、現実に失望した人だけが見つけて入れるお店。
ただ静かで外の音も時計の音すらも聞こえない店の中には店員さんが一人だけいて、お客さんを“あちら”へと案内する。
ただし、主人公は違った。
現実に嫌気がさしただけで、死にたいと思っていたわけでも失望したわけでもない。
店員さんは何度も確認した。
「本当にいいのか」
「心残りはないのか」
「戻りたくはないのか」
それは最後の確認。
主人公は現実に嫌気がさしていた
だからお店が現れた
けれど、最終確認で首を横に振った
つまり
『帰りたかった 』
『生きたかった 』
『死にたい気持ちがなかった』
このお店は命を奪う場所ではない。
ただ迷ってる人が 本音を言いやすいように
生きて貰えるように最終確認をする場所。
帰りたければ帰れる。
けれどもう二度と現れないでしょうね。