コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠︎︎夢小説注意⚠︎︎
・成り代わりではありません
・夢(小説の)主(人公)が出てきます
夢主=○○
お相手=御影玲王
ー 二十分程食べ歩きして着いた先はザ・お金持ちが好きそうなスポーツ用品店
○○「…ホントにここなんですね??」
玲王「ああもちろん!ちゃんと店名もココで覚えてるからな〜」
頭を指でトントンと小突く。
道中、玲王について少し分かったことは、
玲王は記憶力がいいからよっぽどの事がない限りは
ほぼ暗記で目的地までたどり着けるって事。
○○「さすがはスーパー御曹司…」
あまりの記憶力に少し引いてしまう。
なぜなら私の個人情報なんぞいくらでもすぐ
バらされてしまうという可能性があるからだ。
すごくこわい。
ー 店内は意外と普通で、小綺麗に飾られてるスパイクやシューズが壁一面に並べられている。
見たことあるメーカーもあれば、知らないメーカーもある。さすが御影玲王御用達、何から何まで取り揃えられてるんだろうな、と思った
玲王「なー、𓏸𓏸このスパイクどう?」
店内をきょろきょろと見る私に
スパイクを2個もって話しかける
𓏸𓏸「うーん……どちらも素敵ですよ?」
玲王「じゃなくて、どっちのが𓏸𓏸の好み?」
私の好みを聞いても仕方なくない?と思い首を傾げる、センスある玲王が自分で選べばいいのに……
なんとなく、彼女の買い物に付き合わされる彼氏の気持ちがよくわかった気がした。
𓏸𓏸「うーん……私は、こっちの紫のラインが入ったのが…」
恐る恐る顔を上げるときらきらとした目で笑う
玲王「俺も!やっぱ𓏸𓏸はセンスあんな〜!」
𓏸𓏸「あはは……そうですかね…」
思わず顔を逸らしてしまった、
自分で選んだものに、ここまで喜ばれたのは
初めてだから照れてしまった
玲王「他にも、サッカー用品あっから選んでくんね?」
𓏸𓏸「えっ、あ…はい…!」
ー 2時間後
玲王「んじゃ、これで一式揃ったし、会計してくるわ。𓏸𓏸はちょっと待っててくれるか?」
𓏸𓏸「あっ…はい、じゃあ私、外で待っていますね。」
玲王の返事を聞く間もなく外に出て近くのベンチで待つことにした。
あんなセレブな空間にこんな一般人丸出しの人間がいたらさすがに視線がいたい…
玲王の買うものは結構な量あったし…
さて…玲王を待ってる間…どうしようか。
「あれ〜??お姉さん1人〜??」
声がする方へ向けば、いかにもチャラそうな男性が私の目の前に立っている
𓏸𓏸「あ、私…ですか?」
「そーそー!お姉さん今1人で暇っしょ?
俺と一緒に飯でも行かね?」
身に纏うものはどれも高級ブランドで着飾られてる、だけどどことなくセンスが偏っている。普通に怖い、心臓がバクバクと早く動いてるのがよく分かる
𓏸𓏸「あ…えと、人を、待ってるので…」
「え〜、いいじゃんちょっとくらいさ〜?別にやましいことしないよ?笑」
ぐい、と私の腕を掴む、抵抗しようにも力が強くて到底叶わない
𓏸𓏸「あっ…その、やめてください…!!」
精一杯の声を振り絞って出すも声は届かなく、
どんゞ引っ張られる
𓏸𓏸「…っれ…お!!」
…なんて、いってもたすけなんてこないか、
玲王「オニーサン、俺のカノジョになんか用?」
パシッと掴む音がして 振り向けば、
玲王がいつの間にか私の手を男性から優しく離して ゛下がって ゙ 、と合図をした
「ッチ…彼氏持ちかよ、」
なんて捨て台詞を吐いてそそくさ と
帰っていった男性を見ては
一気に肩の力が抜けてその場で座り込んでしまった、
正直めちゃくちゃ怖かった、
玲「𓏸𓏸!大丈夫か…!?ケガとかないか…??」
座り込んでしまった私を見て、
レオが今までに見たことない焦った様子で心配する
𓏸𓏸「大丈夫…、ご、ごめんね、ちょっと力が抜けちゃっただけで…なんともないよ、ごめん…」
玲「謝るのは俺の方だ…ごめん、一人で待たせて、怖かったよな、ごめん…」
𓏸𓏸「ううん、大丈夫だって…それに、さ 」
𓏸𓏸「私みたいなのが…こんなセレブな場所にいたらさ…変だよね、」
そう言う私に玲王はため息をついた
玲「あのさ、○○…俺、今日は𓏸𓏸に楽しんでもらいたくて」
「好きな物、沢山知れると思ってきたんだよ、」
玲「𓏸𓏸はさ、セレブとか、そーいう上辺だけばっか見て楽しくなかったのかよ?」
玲王の言葉にはっ、と気づいた。確かに私は上辺のセレブとか、ブランドとかのことしか見ていなくて今日のことを楽しむのを忘れていたのかもしれない
𓏸𓏸「…ごめんね、玲王、私今日すっごい楽しかったの。」
𓏸𓏸「こんなにも楽しいって思えたの、久しぶりだったから、ものすごい良かった。」
そういうと玲王は安心した様な表情で私の頭を優しく撫でた
玲「ん。ジョーデキ。」
○○「…玲王、ありがとう。」
素直に感謝を伝えるのも久しぶりの 感覚だった。
玲「…そろそろ帰るか、もーこんな時間だし、」
○○「うん、そうだね。」
携帯を取り出してはお迎えを呼んだようだった。
正直、まだ玲王と一緒にいたい気持ちはある、
このまま二人だけの時間が続けばいいのに…なんて、考えてしまうのはダメなのかな。
玲「…あー、その、さ○○」
口篭りながら来た道を並んで歩いてると
突然ピタ、と止まって玲王の手が私の手に軽く触れた
玲「まだ、…や。…また一緒に行かね?」
いつもの笑顔と違い、少し寂しそうに
微笑んでは春の冷たい空気が頬に触れた。
○○「…うん、…玲王がいいなら、
また一緒に行こ。」
玲「…!ん、今度はちゃーんと俺に着いてろよ?○○」
目を見開いては嬉しそうに微笑む、 いつの間にか私も玲王ほの敬語が外れていて思わず笑ってしまった。
ビルの隙間から溢れる夕暮に照らされながら
二人で並んで歩いた。
NEXT···▸200♡