「…」はい!くらげワールド全開の小説になっております!・春千夜が本誌よりやばいです・竜胆が可哀想で可愛いです・なんかもう色々やばいです(ただし苦情は受け付けません!)それではどうぞ(*^^*)
むかしむかしとあるところに三途春千夜というゴリゴリの15歳くらいの男の子がいました
しかし春千夜は口元に傷があったのでとある人に顔を隠すために赤ずきんを手渡されました
なので春千夜は「春頭巾ちゃん」と呼ばれました(先程も言ったように春千夜はゴリゴリの男です)
今日は春千夜は最近旅行に行ってお土産を買ってきたので
春千夜が王と慕うマイキーに届けよう。
そう思い土産(とその他諸々)を入れたカゴを持ってマイキーの家に行きました…
てくてくとマイキーの家に行くと「いただき〜!」とパステルカラーの髪色をした茶色の耳とふわふわのしっぽが生えた八重歯の青年に飛びかかられました
「…人喰い狼!」 「そーだよ!お前はこれから食われ…」
ですがその暗い藤色の目をキラキラさせながら春千夜を押し倒した後
「…ひ!?」と逃げてしまいました…この狼の名前は灰谷竜胆。
この前「佐野という家に最近体調が悪い爺さんがいるらしい」という噂を聞きつけて佐野の家に来たところ、寝室に誰かが寝ているのが目に入りました。
(あの爺さんか…悪いがこっちにも兄貴がいるんだ。すまねぇな)とベットの布団を捲ると金髪の少年が寝ているのが目に入りました
「!?」「ん〜…だれ」寝起きで不機嫌な少年の目はがっちりと竜胆を捉えました
「何人の寝起きを邪魔してんだよ!」竜胆は少年…もといおじいさんが留守にしてる間ふかふかの布団で寝ていたマイキーに蹴りで屋根ごと追い出されてしまいました…ということがあってボロボロになり
「腹減ったなー」
というところに春頭巾がやってきて一目見て女だと思い飛びかかりましたが
押し倒した後男だと気づきました
男と女では圧倒的な強さの違いがあります
いつもの竜胆だったら男でも余裕で関節技をかけてぺろりと食べてしまいますが、今は多分女や鹿を狩るので精一杯
「ちょっと」「!?」
竜胆は後ろで両手を縛られ身動きがとれません
「…なんだよ!てめぇ」「こっちのセリフですよそれ何押し倒しといてにげてるんですか」
「女だと思って襲ったのに…男だったから」「こっちが悪いみたいなこと言わないでくださいよ」
正論です
「話せよ両手」「ダメです^^*」「は?」
ガチャ
「…なんだよこの木製の手錠みたいなやつ」
玩具か?
と笑う竜胆に
「正真正銘本物ですよ」
と返す春千夜
「なんで…」「あなたみたいなかわいい人をいつでも捕まえられるようにって!」
そうこんな状況じゃなきゃ100点満点が貰えるようなめちゃくちゃいい笑顔で春千夜は答えました逃げなければ。
そんな考えが竜胆の頭の中で本能と恐怖として浮かびました。
冷静に回れ右をした後、足で地をけって走りました
逃げなければ逃げなければ逃げなければ
そう思って後ろの手を縛られたまま竜胆は走り出しました
ですが毎日のように逃げる裏切り者を追いかけては殺し、追いかけては殺し…
を繰り返している春千夜。
逃げる足の速さは一般市民級ですが追いかけるスピードはもはや暴れ馬です
「待ってくださいε≡(*ノ`>ω<´)ノ」「なんだよ!俺人外なのに追いつかれそうになってんだよ」
「こっちの村では人喰い狼を見かけたら殺すか人を二度と食えないような体に調教するかどちらかだという風習があるんですよ♡」
「物騒!色々怖!」
このまま走っててもいつかは追いつかれる…そう思った竜胆は
▶︎倒木の中に
▶︎雑草の森に
隠れました…
コメント
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最高やんけ
雑草の森
倒木の中