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5話 今晩あいていたら
「は? なに言ってるんだよ」
「なにって、そのままの意味です。都築さんがそう言われるんなら、私はこの仕事を降ります」
「なんだよそれ、本気で言ってんの?」
「本気です。この仕事は大きくてやりがいもありますから、やりたいというデザイナーはほかにいますし、私も今抱えている案件が多いので、部長にほかに回してほしいと言えば外れられますから」
笑顔を崩さない小林を見て、俺は焦った。
ふざけるなと言いたいけど、冗談は一切感じない。
……マジかよ。
やりがいがあると言えば聞こえがいいが、この仕事は細かな部分がかなり複雑で、最近簡単なプログラムばかり作っていた俺には難しかった。
今も見落としていた部分を小林の指摘で理解したばかりで、相手が小林だからこそスムーズにいっている部分が大きい。
「でも……あんたには彼氏がいるんだろ」
動悸を抑え、かろうじて********************
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