6話 セフレの彼氏
「あ、都築さん」
小林は俺を見て軽く会釈をした。
その向いに座る男も、俺に感じのいい微笑みを向けている。
予想外のメンバーに、俺は襖の前で棒立ちになった。
なんで小林の彼氏がここにいるんだよ……!
いきなり修羅場かと心臓が騒いだ時、小林が言った。
「 矢島(やじま)さん。こちらが今回のサイトチェンジを担当している、当社プログラマーの都築です。都築さん。こちらはフリッツコーポレートの矢島さんです」
「え」
さらりと説明されたけど、意味がわからなかった。
……は? 今なんて?
状況がつかめず立ちつくす俺に、矢島という男が苦笑した。
「もしかして小林さん、都築さんには言わずにいたの?」
「あ、はい。すみません、驚かそうかと内緒にしていたんです」
「おいおい、それは都築さんにも失礼だろ。仕事のことなんだから、ちゃんと言わなきゃ」 ********
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