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如縣 遼太
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#神代 蒼月
如縣 遼太
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如縣 遼太
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【守れなかったモノ(語り手⋯松田陣平)】
俺は死んだ。
11月7日、今日。杯戸ショッピングモール上の観覧車の、72番のゴンドラで。
死ぬ直前、佐藤が泣き叫ぶ声が、聞こえた気がした。
最期は、「追伸 あんたのこと割と好きだったぜ」なんて、柄にも合わない言葉も入れちまって。
⋯俺は、大切な友人も、大切な人も、守れなかった。
7年前、ハギを助けられなかったあの日から、自分の無力さにどんなに嘆いたかは、俺が一番分かる。
あの日の解体現場は、あの爆弾の匂いも、周りの刑事さんも、いつもと同じだった。
ただ違かったのは、俺のグラサンの目の前で繰り広げられた⋯絶望の爆発だけだった。
なんで俺はあの場にいたのに助けられなかったのか。自分のせいでハギは死んでしまったんだ。そうやって、毎日毎日自分を責めていた。自暴自棄になりかけたこともあった。
いっそのこと、自分もハギのところに行きたいって思ったこともあった。まあ今は、皮肉にそれが叶っちまったわけなんだが。
「まぁ、そん時は仇をとってくれよ。」なんて言われて。あの約束、果たせてなかったのによ⋯
まあ、先に逝っちまったのは本当に申し訳えけど、班長と、ヒロの旦那と、零がうまくやってくれることを信じて。焦りこそ最大のトラップ、だぜ?
またあの日のように、笑い合える日が来るまで⋯。
コメント
1件
うわぁ…松田さんの視点で綴られる後悔と想い、胸が締め付けられるよ😭💔 "ハギを助けられなかった" という自責がずっと彼を蝕んでたんだね…それでいて最後は仲間を信じて託す姿が、松田さんらしくて泣ける。「またあの日のように笑い合える日まで」って言葉に、どうか彼の願いが叶ってほしいって思ったよ…次話も読みたい!✨