テラーノベル
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チュンチュン
「…朝ですか、」
「んーノビー…」
「よし、教会開けましょう。」
「うたくん…はまだ寝てますよね、」
「キッチンに飴でも置いておきましょうか…」
「あ…お花… 」
この花の名前は、スノードロップ?だったでしょうか。
うたくん、詳しいのほんとに意外でしたね…
「久しぶりに開けますね、」
「皆さんお元気でしょうか。」
「こんにちは。」
「あ…明人さん。」
「お久しぶりです、」
「うん。」
「何でずっと教会閉まってたの?」
「あー…体調が少し、」
「そうなんだ、大変だね。」
「だから服も洗濯できなかったの?」
「…え?」
「その服、じおるのじゃないよね?」
「いつも香水、付けないでしょ。」
「香水…?」
「気づいてない?」
「やっぱ長く嗅いでると分からないって言うもんね。」
「そうですね、」
「体調悪いなら、俺はお暇しようかな。」
「あ…いえ今は、」
「いーよ、無理しなくて」
「じゃあ、またね。」
「あーーー寝みぃ…」
完全にじおるの家に来てから昼夜逆転してる。
吸血鬼が夜寝て昼に起きるってなんだよ…
別に大差ないんだけどさぁ…
「ーーー、ーーー。」
「ー…、ーーー、」
「ーー。」
…誰かきてんのか?
行ってみよー、
「じおるー?」
「あ、うたくんおはようございます。」
「…人前に出ていいんですか?」
「どう見ても人間だろ、」
「まぁ、たしかに。」
「あ、で誰か来てたの?」
「はい、明人さん…あ、1、2ヶ月前位から
いらして頂いてる方が。」
「………そーなんだ、」
「どうかしました?」
「いや、眠いだけ、」
「眠れなかったんですか?」
「やっぱり吸血鬼ですし…」
「そういう訳では、」
「こんにちはー!!!」
…まじかよ。
「君が神父さん?」
「え、あ、そうです」
「君はー?」
「…居候でーす、」
「そうなんだー!」
…知ってる癖に。なぁ?
「俺の名前はそろもん!」
そろもん…。
「じおると申します。」
「うた。」
「何か御用でしょうか?」
「実は友達が大切な…人を探しに行くって」
「2ヶ月前から音信不通で…」
「それは大変ですね、」
「………」
「でも私には分かりませんね…」
「分かった!ありがとう!」
「嵐みたいな人でしたね、」
「そーだな、」
「では仕事戻りますね。」
「おー、」
「あすた〜」
「ん、そろもん」
「やっぱり___いなかったよ、」
「まぁ、いないか。」
「あ、けど」
「うたくんも、まだ確証は得られてないみたい。」
「…ありがとね、そろもん。」
「ぜんぜーん!助けてくれたお礼だッピ!ニコッ」
「…うん、」
「お前の髪変な色ー!!」
「虐めてやろーぜ!」
「っ、やめて…ッ」
「聞こえねーよ、」
「うぅ…」
「弱いものいじめやめたら?」
「…え、」
「お前も髪色一緒じゃん!」
「気持ちわりー」
「そう?綺麗じゃん。」
「俺は気に入ってるけどねー、」
「っち、何だよ…!」
「見た目でしか人判断できないとか」
「ダサすぎでしょ、」
「もう知らねー!!」
「…えーっと、君大丈夫?」
「あ…、ありがとう、」
「家帰りな、もう夜だよ。」
「家…は……」
「(身体に傷跡、か…。)」
「…俺の家、来る?」
「え、…」
「あ、誘拐とかじゃないんだけど…」
「いや見方によっては…?」
「…いいの?」
「いーよ、」
「俺の名前はあすた」
「君は?」
「名前…」
「……んー、」
「そろもん、とか?」
「え……」
「やだ?変えようか?」
「俺の名前…そろもん…」
「ポロポロッ」
「ちょ、え!?」
「うぇぇ、どうしよ!? 」
「あ、ヒョイッ」
「!?」
「バサバサッ」
「わ、綺麗…って、え”!?」
「あ、ごめん俺人間じゃない。」
「吸血鬼」
「…ぁ」
「…かっこいい…」
「え」
「…ありがと笑」
「(……懐かしいな、)」
「あすたー!?」
「あごめん、ぼーっとしてた。」
「…俺達、手を引こっか。」
「え!?なんで!?」
「これは3人…いや、」
「1人と吸血鬼の問題だ。」
「俺たちは第三者でいいよ。」
「あすた……」
「あ、それなんだけど、」
「ん?」
「あの長髪の、じおるって子、」
「人間じゃないよ、俺と一緒。」
「えぇ…」
「全員人じゃないじゃん…」
「だねー!笑」
「……どうなっても」
「俺たちはただ見守るだけだ。」
「わかった、」
「ただ、」
「何?」
「最後まで、見守りたい、ッピ…」
「…俺も、そうしよう。」
「…もう夜ですか、」
「教会を閉めましょう。」
コツンコツンと、靴音が響く。
「ふぅ…… 」
「ねぇ。」
「っ!?」
「誰、ですか…?」
その人物は、深くフードを被っている。
誰だかは分からない。
「…じおる」
唯一わかるのは
「っ”、ぇ…?」
自分に、ナイフが突き立てられている事だけ。
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