🦈side
「俺なんかで勃つの?」
俺はずっと気になっていた事をきんときに聞いてみることにした。
正直、自分にそういう魅力はないと思ってる。
「どう思う?」
きんときは少し動揺して答える。
あまりそういう話をしないからだろうか。
曖昧な答えに呆れ、少し怒りを込めて返す。
「質問を質問で返すな馬鹿。勃つわけないだろ」
また強がってしまった。
でも本心だった。
「んーそうかな?」
また曖昧な回答をしてくる。
なんだこいつは。
俺に魅力がないのは分かりきっているのに、濁らせてくるきんときにイラつく。
「期待させんな」
そうやって吐き捨てた。
「ごめんって。」
謝りながら手を握ってくるきんとき。
これで機嫌を取ろうとでも思ってるのだろうか。
謝られるということはそういうことは出来ないのだろう。
「なんだよ…やっぱり…」
きんときの手を振り払おうとした。
でも思ったよりきんときが握ってくる力が強くて離せない。
「いや、余裕で勃つけど」
爽やかな笑顔で想定外の事を言ってくる。
俺は暫く固まってしまった。
コメント
2件
shkさん可愛いぃ!!借金の良さに改めて気づかされました!!