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ひな🎯💤
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深雪汐「それではスタート!」
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こえれる
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退院したその日から、れるちのマンションでの「同棲生活」が始まった。
れるちは本当に、甲斐甲斐しく僕の面倒を見てくれた。
れる🎨「ほら、こえくんのご飯作ったで?口に合うか分からんけど、前はこれ美味しいって食べてくれたんよ?」
こえ🌸「ありがとう、れるち。………凄く美味しいね」
僕が笑うと、れるちは子供の様に嬉しそうな顔で微笑む。
記憶がなくて不安な僕を、れるちはこれ以上ない程、甘やかしてくれた。夜、一つのベッドに入ると、れるちは僕を後ろからぎゅっと抱きしめて、耳元で何度も愛を囁く。
れる🎨「こえくん、大っ好きやで。れるには、こえくんしかおらん。…………ずっと、隣に居ってな?」
こえ🌸「うん……。れるち、あったかいね」
付き合っていたという記憶はなくても、れるちに触れられると、僕の身体は不思議と自然にれるちの体温を求めてしまう。
だけど、れるちはどれだけ僕達が愛し合っても、最後の一線だけは越えようとしなかった。ただ、ひたすら僕を抱きしめ、たまに、とても苦しそうな、今にも消えてしまいそうな怯えた目で僕を見つめる事があった。
当時の僕は、それが「記憶のない僕を気遣ってくれている優しさ」だと思い込んでいた。
その優しさの裏にある、狂おしい程の執着と、破滅へ向かう嘘の代償に、まだ気づいていなかった。
コメント
5件
こえくんは記憶が無くてもれるちの暖かさを求めるって言うこと……てれるちはそれだけ暖かい愛を持ってるんだね! 良い話だった!続き楽しみにしてるん!ニャ
れるちの優しさその裏には執着がこえくんにあるのかー…記憶が無くても温かさはあるじゃーん(?)
ああ、8話まで読んだんですね……。れるちの優しさの裏にある執着が、そっと滲んで見えるようで、切なくなりました。特に「最後の一線を越えない」ところに、彼の強い想いと同時に何か苦しい事情があるのかな、と感じました。記憶がなくても体温を求めてしまうこえくんの感覚が、とても繊細で印象的です。次が気になりますね……!