テラーノベル
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リクエスト : 塩レモン
パロ : 幼児化 ( 吉田🈂️ )
苦手な方 🔙 願 ‼️‼️
【 溶けるような朝に、君は小さくなって 】
カーテンの隙間から差し込む朝陽が、寝室の柔らかな空気を揺らしていた。
太智は、隣に眠る心地よい重みと体温を感じながら、ゆっくりと瞼を開ける。
昨夜は、仁人と二人で映画を観て、そのまま太智の家で眠りについた。
腕の中に収まっている、愛おしい恋人の感触。……はずだった。
💙「……ん?」
腕の中にあるはずの、見慣れた仁人の肩や背中のラインが、どうにも頼りない。
というか、明らかに小さい。
太智は心臓の鼓動が速くなるのを感じながら、そっと腕の中を覗き込んだ。
そこにいたのは、太智のオーバーサイズのTシャツに埋もれるようにして眠る、小さな男の子だった。
艶のある茶髪に、ふっくらとした頬。睫毛の長い瞼を閉じて、スースーと規則正しい寝息を立てている。
💙「……は!? じ、仁人……?」
驚きのあまり声が裏返る。
その声に反応したのか、小さな仁人が、うっすらと目を開けた。
💛「……う……ぅん……」
パチパチと瞬きを数回。
霧が晴れるように視界がはっきりした瞬間、仁人の大きな瞳が、目の前の太智を捉えた。
💛「……ッ!!」
次の瞬間、仁人はバネが弾けたように飛び起き、太智から距離を取ろうとした。しかし、あまりに大きなTシャツの裾に足を取られ、ベッドの上で派手に転んでしまう。
💙「だ、大丈夫!? 仁人!」
💛💛「……っ、こ、こないで……っ!!」
慌てて手を伸ばした太智を、仁人は顔を真っ赤にして拒絶した。
その瞳には、恐怖の色がありありと浮かんでいる。
💙「仁人、俺だよ。太智だよ? 分かんない?」
💛「だいち……? 知らない……だれ、おじさん、だれ……っ」
💙「おじ……っ!」
25歳の太智にとって、その言葉は地味に刺さる。だが、それどころではない。
今の仁人は、見た目も記憶も、完全に「子供」になってしまっていた。
💛「……えっと、ここ、どこ……? おかあさんは……?」
不安げに周囲を見回し、ボロボロと大きな涙をこぼし始める仁人。
昨夜までの、ツッコミが冴え渡る頼れるリーダーの面影はどこにもない。
ただ、泣き顔の可愛らしさだけは、紛れもなく太智の知る吉田仁人だった。
💙「仁人、泣かないで。怖くないからね」
太智は努めて優しく、穏やかな声を出した。
刺激しないように、ゆっくりとベッドから降りて床に座り、仁人と同じ目線になる。
💙「俺は太智。君の……、すっごく仲良しのお兄さんだよ。今日はここで一緒に遊ぶ約束してたでしょ?」
💛「……やくそく?」
💙「そう。仁人が寝てる間に、ちょっと魔法にかかっちゃったみたいだけど……。でも大丈夫。俺がずっと一緒にいてあげるから」
太智は、魔法使いが子供をあやすような、とびきり甘い笑顔を浮かべた。
仁人は鼻をすすりながら、じーっと太智の顔を見つめる。
💛「……ほんとうに、こわくない?」
💙「うん。約束する。仁人のこと、世界で一番大事にするよ」
その言葉に嘘はない。
太智は、ゆっくりと手を差し出した。
仁人はまだ震えていたが、おずおずと小さな、白くて柔らかい手を、太智の大きな掌に乗せた。
💛「……おなか、すいた……」
ぽつりと呟いた言葉に、太智は思わず吹き出した。
💙💙「あはは、そうだよね。よし、仁人の大好きなもの、作ってあげようか」
小さくなった恋人は、記憶がなくても食欲だけは健在らしい。
太智は、ぶかぶかのシャツの中で泳ぐ仁人をひょいと抱き上げた。
一瞬 💛「ひゃっ!」と身を強張らせた仁人だったが、太智の首にぎゅっとしがみついてくる。
💛「……いいにおいする」
💙「でしょ? 俺の匂い、覚えておいてね」
仁人の柔らかな髪に頬を寄せ、太智は心に決めた。
理由も解決策も分からないけれど、今はただ、この小さな恋人を全力で甘やかし、守り抜こうと。
💙「よし、まずはパンケーキかな。メープルシロップ、たっぷりかけてあげるね」
💛「……うんっ!」
不安な涙はどこへやら、仁人は太智の腕の中で、花が咲くような笑顔を見せた。
こうして、大人な太智と、子供になった仁人の、少し不思議で最高に甘い一日が始まった。
キッチンに立つ太智の背中を、仁人はダイニングチェアにちょこんと座ってじっと見つめている。オーバーサイズのTシャツの襟ぐりから覗く華奢な肩が、時折くすぐったそうにすくむ。
💙「よし、焼けたぞー! 仁人、特製パンケーキだ」
差し出されたお皿には、絵本に出てくるような黄金色のパンケーキ。その上には、仁人の大好きなメープルシロップがたっぷりとかけられ、さらに生クリームで「ニコちゃんマーク」が描かれている。
💛「わあぁ……! すごい! おにいさん、まほうつかいなの?」
目をキラキラ輝かせる仁人に、太智は鼻を高くする。
💙「そうだよ。仁人を笑顔にする魔法なら、いくらでも使えるからね」
仁人は小さな手でフォークを握りしめ、一口分を頬張った。途端、幸せそうに頬を緩ませる。
💛「おいし……っ! あまい……!」
💙「よかった。口の横、クリームついてるよ」
太智が指先で拭ってあげると、仁人は少し照れたように顔を赤くした。その仕草は、大人だった時の「照れ屋なリーダー」の片鱗を感じさせて、太智の胸をぎゅっと締め付ける。
食後、太智は仁人を着替えさせることにした。もちろん、仁人の服はどれも大きすぎる。
💙「うーん、俺のTシャツをベルトで絞るか……いや、いっそこのまま“ワンピース”状態でも可愛いけど……」
💛「……おにいさん、かおが こわい」
💙「あ、ごめんごめん! 変なこと考えてないよ!」
結局、太智の予備の短パンの紐を限界まで絞り、Tシャツの袖を何重にも捲り上げて、なんとか「動ける格好」に仕立て上げた。
💛「みてみて、おにいさん! 忍者みたい!」
ダボダボの服を揺らしながらリビングを走り回る仁人。しかし、ふと棚に飾られた「M!LK」の集合写真の前で足を止めた。
💛「……これ、だれ?」
指差したのは、いつもの5人で笑っている写真。その中央には、今の姿とは違う、凛々しい大人の仁人が写っている。
💙「それはね……未来の仁人だよ。すごく歌が上手で、みんなに愛されてる、かっこいいリーダーなんだ」
💛「ぼく……こんなにかっこよくなるの?」
💙「なるよ。でも、今の小さい仁人も、俺は大好きだけどね」
太智が優しく頭を撫でると、仁人は嬉しそうに、でも少し不思議そうに首を傾げた。
💛「おにいさんは、ずっと ぼくのそばに いてくれる?」
その純粋な瞳に見つめられ、太智は彼をそっと抱き上げた。大人の時よりもずっと軽くて、壊れてしまいそうなほど柔らかな体。
💙「当たり前じゃん。世界中が敵になっても、俺が仁人を守るから。……ねえ、仁人。お昼寝の前に、ちょっとだけ贅沢な魔法、かけていい?」
💛「ぜいたくな まほう?」
太智は仁人の額に、優しく口付けを落とした。
💙「『大好きだよ』っていう、解けない魔法」
仁人は一瞬きょとんとした後、太智の首にぎゅっと抱きついた。
💛「……ぼくも、おにいさんのこと、だいすき!」
小さな恋人との、甘くて、少し切なくて、愛おしさに満ちた時間は、まだ始まったばかり。元の姿に戻る方法は分からないけれど、太智は確信していた。どんな姿になろうとも、自分たちの絆は、この「溶けるような朝」よりもずっと温かく、強いものなのだと。
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コメント
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わぁぁぁぁ!ありがとうございますぅぅ🥹🥹🥹絶対幼児化した吉田さんはかわいいぃぃ🥹🥹
ド S 生 徒 会 長 か ら の 溺 愛 注 意 報 、 ♡