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レミリアは「フランを抑えるため」と言い、霊夢、魔理沙、咲夜を連れて紅魔館の最深部にある「禁忌の図書館」へ向かう。図書館に入ると空間が歪み、壁が脈打つ。書架の間から顔のない影が現れ、霊夢たちを囲む。レミリアは古い魔導書を開き、呪文を唱えるが、声は異様に低く、別人のようだ。「レミリア、あんた何!?」と霊夢が叫ぶと、レミリアは笑う。「私はレミリア・スカーレット。ずっと、ずっとね」。だが、彼女の顔が崩れ、黒い穴のような目が現れる。
その時、地下室の方向から不気味な笑い声が響く。霊夢たちが振り返ると、妹様――フランが地下室の扉の前に立っている。彼女の手には血に濡れた人形が握られ、目は真っ黒に染まっている。「お姉ちゃん、騙されてるよ」とフランが笑う。彼女の背後の壁には「見ないで」の文字が新たに浮かび、血が滴り落ちる。紫が突然現れ、「この館は境界の裂け目に落ちてる。誰かが深淵を呼んだのよ」と告げる。だが、紫の背後にも影が揺れ、彼女の言葉が本当か疑わしい。霊夢は気づく――この館にいる全員が「何か」に侵されているのかもしれない。