テラーノベル
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君と会ったのは 、何年生の時だっただろうか 。
公園のベンチで座ってた足元に 、君のボールが転がってきた 。
それを追いかけて来た君に 、私は一目惚れしてしまった 。
昔から君はバレーボールが大好きで 、 目がキラキラと輝いていた 。
私は別に興味はなかったんだ 。
だけど 、君が好きだから 、私も興味があるフリをした 。
中学3年生の時 、君はなんだか怖かった 。
何度も一人でトス連して 、落としたら拾って 、またトス連 。
それの繰り返し 。
いつも焦っていたよね 。
ミスも少しだけ増えて 、コーチに怒られてたっけ 。
きっと 、後輩の影山くんのせいなんだろう 。
彼は彼 、君は君なのに 。
でも 、私にはそれを言う勇気がなかった 。
私はただの幼馴染みだから 。
仲間でも 、マネージャーでもない 。
それに 、君の心に届くのは私の言葉じゃなくて 、岩泉の言葉だから 。
高校三年生 。
私は 、君のもっと近くにいるために 、マネージャーになった 。
好きでもないバレーボールについて 、いっぱい勉強したよ 。
君の役に立とうとしたよ 。
けど 、君の目に映るのは 、バレーボールと 、仲間 、ライバルだけ 。
私のことも 、見てくれていいじゃんか 。
君の仲間は 、横だけじゃなくて 、後ろにもいるんだよ 。
いよいよ卒業の日 。
今日はバレーボールのこと忘れて私のことを見てくれると思った 。
けど 、違ったみたい 。
君はチームメイトと笑っていたよ 。
私は1歩引いて 、君の後ろ姿を見ながら 、偶にあいずちを打つだけ 。
きっと 、君の青春のエンドロールには 、私の名は載らないだろうね 。
その他大勢で終わるってしまうだろうね 。
悔しいな 。
私達 、大人になったね 。
君はアルゼンチンへ行って 、バレーボールを続けているね 。
実は試合観に行ったことあるんだけど 、君は気づいてないだろうね 。
だって 、君の頭の中にはバレーボールのことしかないんだから 。
それでも 、私はプレーをする君の後ろ姿を見る為に 、どこへだって行くよ 。
きっと君は 、これからも私のことを見てくれないだろうね 。
君の中で 私はただの 「 幼馴染み 」 だから 。
それ以上でも 、以下でもなく 。
それでも 、私は君を想い続けるよ 。
君が バレーボール を追い続けるように 。
この人生という映画が終わるまで 。
「 私のいないエンドロール 」/ end
後書き(読まなくていいです)
幼馴染みなんだし視界には入ってるんじゃない ?
及川さんはそんなに薄情じゃないでしょ。
と思った皆さんへ 。
主人公ちゃんの人生の中で 、主役は 「 及川徹 」 です 。
まぁここはどうでもいいんですけどね 。
そして 、及川徹の人生の中で 、主役は 「 バレーボール 」 です 。
だから 、バレーボールをやっていない主人公ちゃんは 、及川徹の人生の中に出てこない 。
エンドロールには載ることはない 。
ということですね 。
ここまで読んで意味がわからなかった皆さん 。
安心してください 、瀬名も分かりません 。
♡と💬して言ってくれると嬉しいです 。
💬で駄目だしするとかもありです 。
ていうかしてください 。
コメント
4件
やっぱし亜海せなの書く読切の雰囲気まぢ大好き︎💕︎
セリフとか無いのが、本当にあらすじにある解説と噛み合ってて最高です!
最高!雰囲気が良き良き。確かに…及川さんなら有りエール