TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

推し色に染まる 第7話

「終わってしまう恋と想い」

今夜、きっと彼は私の親を殺す。私は知らないふりをする。私はきっと憧れを通り越してしまったから。せっかく交換したLI○も意味なくなっちゃうなあ。

「ねえカカオ。私の我儘に付き合ってくれてありがとう。私、覚悟ができたの。記憶処理、明日して。今日は私の親殺すだけにして。」

そう伝えた。

「…分かったよ」

通り越した私が悪いのにな。私の今の想いは憧れなんかじゃない。”好き”だ。こんなんじゃオタク失格だな。終わらせないと。今まで通りにならなきゃ。好きじゃなくて、憧れに戻らなきゃ。推しは届かないから輝くんだから。この想いを思いに戻さないと。

「…好きだなんて思うべきじゃないの。」

私は呟く。

「…」

カカオは無言。私は口を早く動かした。早く帰りたくて。眠りにつきたくて。

ついに家に着いた。私はメイクを落とし、カカオが来るのを待った。本当は寝てまってた方が良いのだけど。カカオは来た。

親達の断末魔が聞こえたけど気にしちゃダメだから。カカオがいなくなるのを起きて待つ。眠いけど、寝ちゃダメだ。居なくなったのを確認してから私は泣いた。ひたすら泣いた。私が悪いから。

「う、うわあああああああっ、」

好きになったらダメな相手なんだから。彼は殺し屋。そして私の推し。私はただの一般人でオタク。憧れてただけだった。リアコでも何でもなかった!それなのに、好きになってしまった。付き合いたいと、彼と一緒にいたいって思ってしまった。ダメなのに。

「…泣いてるのかい?」

優しいあの声が響く。

「…カカオ、?」

「な、泣かないで!」

ガーナちゃんの声もする。

「…来てくれたんだね、心の準備もできたから早く記憶処理して欲しい。後…絵梨ちゃんは本当にガーナちゃんのことを推しとして好きだから、、まだ記憶を消さないであげて。私だけでいいの。」

そう伝えた。泣きながらも話した。

「じゃあ、」

その声を聞いた瞬間。私は眠りについた。

目覚めると、施設に居た。

「ここは…どこ、?」

見慣れない風景。スマホを開くと、LI○に知らない名前があった。てか、今日26日じゃなくて27日なの?!昨日の記憶ないんだけど、、、。LI○の名前はカカオ。メッセージには…

『LI○は残しておくよ。好きな時に連絡するといい。』と、残っていた。私は『カカオ・アルカラムですか?』と送っていた…

今日はすごく晴れているな_。

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚