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「……太宰、携帯見せて」
「?いいですよ?」
少し携帯に細工をしてから渡したように見えた。
「…ねぇ、素敵帽子君のLINEだけ消してる。どういう事?」
「いや、まぁ、…一般人の方と偶に付き合ってるじゃないですか、その時に見られでもしたら大変で……」
「僕に言い訳?全部見抜かれるって分かってないの?」
やっぱり、お前はしてたんだな。
「LINEのやり取りを消してるのは僕にこうやって見られないようにしてる。見られないようにしてるってことは、見られたくないようなものだろ?」
「しかもお前、偶に一人で帰る日があるよな。」
「その日、素敵帽子君と会ってるんじゃないの」
「……乱歩さんには全部お見通し、ってわけですか、」
「詰まり_____」
「え、プレゼント…?」
「はい、だってもうすぐ付き合って一年、でしょう、?」
「…疑ってごめん……」
「いえ、それだけ愛されてるんだなぁ、と実感出来て、逆に良かったです。」
「というか、なんで素敵帽子君なの?」
「中也だけじゃなくて、鏡花ちゃんにも敦くんにも相談してましたよ…」
「誤解されるとは思いませんでしたけど、」
「ごめん……」