・ 二次創作です
・ トントンが泣きます
・ 腐ではございません
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トントン視点
「 そういやトン氏って…泣かないよな 」
それを聞いた俺はブフォ、とコーヒーを
吹いてしまった。
何言ってるんやこの人。いや、泣いた事は
あらへんけども…
「 …どしたんグルさん、遂に書類のせいで
頭逝ってもうたか? 」
「 そういう発言するトン氏も頭
逝ってるんじゃないか? 」
いやいや、まさかそんな優秀なわいが
頭逝ってるわけ…
「 話戻すが、お前って泣かないよな 」
「 ぁー…うん、泣かへんけど… 」
嫌な予感がする。
「 じゃあ俺、トン氏の事泣かせてみるわ 」
「 …ほんまに頭逝ってもうたんやな 」
「 うるせぇ、 」
「 はいはい 」
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- 数日後 -
「 トーン氏ー! 」
「 ぐへっ… 」
お腹を殴られた、この人まだ続けてたんか。
「 …泣かへんのかこれで 」
「 俺そんな弱くないで??? 」
ちょっと舐められてる様な気がした。
まぁええけどさ…。
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- そのまた数日後 -
gr視点
「 …ん?ちょ、待て。お前らステイだ!!
俺がしぬっっ!! 」
内ゲバしてるゾム、コネシマ、シャオロン。
その人たちが使っていたナイフ諸々、
自分の至る所に刺さってきたりする。
「 ぃ、だぁ… 」
避けれなかった、いや、正確には
避けきれなかった。
「 あ”っ…グルッペンっ!? 」
「 ごめっ…て…グルッペン…? 」
「 ぐるっぺん??ぐるっぺん大丈夫なんか…? 」
意識が朦朧としてきた。だかが内ゲバの
武器を投げられただけなのに…… 。
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目が覚めると白い天井が目に見えた。
怪我した部分を見ると丁寧に手当てされている
そして医薬品などの少し鼻にくる匂い。
ここは医務室だということがわかった。
「 …あ、グルッペン、目を覚ましたんだね 」
しんぺいが俺に気づきカルテに書いていく。
「 ちょっと待ってね、ドアの前に来客
居るから 」
… 来客???
「 ちょっと、早く出てきて、掘るよ?? 」
「 ややっ、まって、涙ふかせてっ 」
鼻声のトントンの声が聞こえる。
声がする方に目をやると…
泣いていた。
「 ぁっ…見られてしもたぁ… 」
「 ふふ、いいじゃん、珍しいしね? 」
「 … トントンでも泣くんやな 」
珍しいものを見れた、この俺が怪我をするだけで泣くなんて、全く、子供だなあ、なんて思う
「 ほら、こいよトン氏 」
「 …うん 」
大人しくこっちにくる彼。本当に子供の様だ。
「 涙を拭え、もう見れた。 」
「 ハンカチ…持ってきてへん… 」
しゃーねーなぁ、と自分のハンカチを渡してやる。
「 ありがとグルさん… 」
素直になった彼。これはこれで癒されるかもな、なんて思いながら眺める。
赤くなった目の周り、そして紅色の頬。
泣いたってこんなにも美しい顔なのだ。
「 トン氏、目、冷やしとけよ。
タコさんみたいに真っ赤やで 」
「 ばっ…!言うなや! 」
今日もいい一日だったな。
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コメント
3件
㌧ち かわちぃ♡
ほんわかやね