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名前 ⇨ 〇〇
『』 〇〇
「」 及川徹
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「おーい、〇〇ちゃん! 休憩にしよ? 及川さん、もうヘトヘトで動けなーい」
体育館に響く、少し甘えたような声。
振り返ると、エースサーブを何本も打ち込んでいたはずの及川徹さんが、大げさに床に座り込んでこちらを見ていました。
『もう、及川さん! あと5分って岩泉さんに言われたばっかりですよ。ほら、タオルとドリンクですっ』
私はトコトコと駆け寄って、ボトルを差し出しました。
及川さんは「えー、厳しいなぁ」なんて言いながら、私の手からボトルを受け取る瞬間に、わざと指先を長く触れさせてきます。
『……っ、もう! わざとですよね?』
「ん? 何が? 〇〇ちゃんが可愛く差し出してくれるから、つい手が滑っちゃっただけだよ?」
にこりと笑うその顔は、女子生徒を虜にする「大王様」の笑顔。
でも、近くで見ると、その瞳には真剣に練習に打ち込んだ後の熱が残っていて、不意に胸がキュンとしてしまいます。
『……あの、及川さん。あんまり無理しないでくださいね? 膝、ちゃんとお手入れしてるんですか?』
「わ、お母さんみたい。心配性だなぁ、〇〇ちゃんは」
及川さんはクスクス笑いながら、私の手首を掴んで、ぐいっと自分の方へ引き寄せました。
『ひゃわっ!?』
バランスを崩した私の体は、彼のすぐ目の前。バレー部員特有の、熱い体温と石鹸の匂いが一気に押し寄せてきます。
「……ねぇ。及川さん、頑張ってるでしょ?」
『は、はい。誰よりも……』
「じゃあさ、ご褒美。……今度の日曜日、俺の自主練に付き合ってよ。二人きりで」
二人きり。その言葉に、頭の中が真っ白になります。
『それって……マネージャーのお仕事として、ですか?』
勇気を出して聞き返すと、及川さんの表情が、ふっと柔らかい「男の子」の顔に変わりました。
「……バカ。仕事だったら、わざわざ『二人きり』なんて言わないよ」
彼は私の髪にそっと触れ、耳元で低く囁きました。
「〇〇ちゃんの前では、かっこいい主将じゃなくて、ただの『及川徹』でいたいんだよね。……これって、贅沢かな?」
茶目っ気たっぷりにウインクするけれど、その耳元が少しだけ赤くなっているのを、私は見逃しませんでした。
いつも余裕たっぷりの及川さんの、計算外の本音。
『……ず、ずるいです。そんな言い方……』
「あはは、ずるいのは知ってるでしょ? 返事は……『はい』以外受け付けないからね」
夕暮れの体育館。
ボールの跳ねる音と、私の早鐘のような心臓の音だけが、いつまでも響いていました。
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