テラーノベル
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夏が暑すぎるので冬の小説を書く。
最近暑すぎませんか?
流石に暑すぎると思います。少し外に出ただけで汗かきます。
~attention~
政治的意図・戦争賛美等無
日本受け・仏帝×日本
地雷さんは⇦
駄文、駄作。誤字脱字有
深夜、1人での作業が終わり、少し息抜きに屋上へと向かう。
屋上への扉を開ければ、ひんやりと冷たい風に包まれる。
フェンスに寄りかかり、空を眺める。
しまったな、スーツだけでくるのは間違いだった。
流石に寒い。
そう思いながら、手のひらに息を吹きかける。
ふわぁ、と空に広がってすっと消えていく白い息は、寒さに悴んだ手に熱を持たせた。
でも、その熱も一瞬だ。
すぐに暖かさも消えてしまった。
…はぁ、星や月はあんなに暖かそうに輝いているのに。
少なくとも、私の目に映る月は、この世で1番輝いている。
そんな月の暖かさに包まれたいな、なんて思いながら、腕を組む。
こうすれば、少しはマシなはずだ。
さっさとオフィスに戻った方が暖かいかもしれないが、私はここが好きだ。
1人、静かに空を眺めている時間が好きなんだ。
「こんな場所に薄着では風を引いてしまうよ?」
後ろから、声がした。
それと同時に、私の肩にコートをかけられた。
「……仏帝さん…。」
「やぁ、日本くん。」
サファイヤのように美しく輝く瞳で、こちらに微笑んでくる。
彼は、本当に星のような輝きを持っているな、なんて、少しかっこつけたことを考えてしまった。
「どうしてこちらに…?」
「暇つぶしかな。あとは人影がみえて。君、この時間いつもここにいるでしょ。」
私の首にそっとマフラーをかけて隣に立つ。
ほんのり甘い香りがするマフラーは、凄く暖かくて、柔らかい。
そんなマフラーに顔を埋め、隣に立っている仏帝さんを見つめる。
彼は空を眺めているようで、その瞳はたくさんの星に向いていた。
その瞳に映っている星が、ひどく綺麗で、ひどく残酷だ。
「…ねぇ、仏帝さん。今宵は、月が綺麗ですよ。」
ほんの少しの期待を込めて発した言葉。
彼がこの言葉の意味を知らないのなんて重々承知だ。
それでも、少しだけ。期待を込めて。
そんな思いを込めた言葉は、すぅー、と白い息とともに消えていく。
彼の瞳に映る月は私じゃない。
私じゃなくていい。ただ、私の目に映る月は、貴方だけだった。
彼は一瞬だけ目を見開いた。
「…そうだね、綺麗だ。」
「私、そろそろ戻りますね。マフラーとコート、ありがとうございます。」
そういって、マフラーとコートを脱ごうとした。
しかし、後ろから手を引かれた。
「…?どうされましたか?」
「なぁ、日本くん。私は、さっきの言葉の意味、知ってるぞ。」
私の大好きな瞳で見つめてくる彼が発した言葉は、思いがけないものだった。
「そ…うでしたか…」
口から出た、情けなく震えた声。
自分から期待を込めて言ったのに、叶わぬ願いだと思い切って言ったのに。
顔に熱が集まっていくのを感じる。
…顔に出ていないかな。
「…月はずっと、綺麗だ。ずっと、輝いている。」
私の手を両手で包み、そう言う彼。
なんだ、そんなの。
#いらすと
みたらし団子@イラコン開催
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期待してしまうじゃないか。
「……今日は、寒いですね。」
彼の瞳から逃げ、かけてもらったマフラーに顔を埋める。
「そうだな。」
そう言っては、優しく私を抱きしめてくれた。
胸がどくんどくんとうるさい。
「……やっ…ぱり、意味知ってるんじゃないですか…。」
「ふふっ、そうだ。私は、君の何一つとして逃したくないんだよ。」
なんだそれ。
あまりにずるいじゃないか。
私だって、貴方のことは何一つ、逃したくありません、なんて。口には出せなかったけれど。
「なぁ、日本くん。好きだ。大好きだ。」
私の目を見てくる彼の瞳が、いつもよりもはるかに眩しかった。
体中から熱が湧き上がる。
心臓がとくん、とはねる。
「…私も、です。」
いつもより、ずっと綺麗な月だった。
隣で、貴方と一緒に見れたから。
貴方の瞳に、私がいたから。
ずっと、触れていられたから。
どんなに些細なことでも、貴方がそばにいてくれる。
寂しくない。暖かい。ひどく綺麗な、月を見た。
私の書く小説って、セリフ8割の地の文2割くらいなんです。
語彙力が不足してるので、地の文と言っても雑な説明程度なんですけどね。
今回、情景を表す描写を増やしてみました。
読んでくださり、ありがとうございます。
感想等、ぜひ教えてください。
♡やコメントはとても励みになります。
いつもありがとうございます。
コメント
5件
初コメ失礼します! 仏帝さんと日本さんのカプが素敵すぎます! 月が綺麗ですねの意味を知ってる仏帝さん尊い すごくドキドキしました!!
うわあ、すごくいい…!「月が綺麗ですね」ってまさかの仏帝さんが知ってるパターン、しかも「君の何一つ逃したくない」って返しはずるすぎるよ。コートとマフラーの温もりが、夜のひんやりした空気と対照的で、2人の距離がじわじわ縮まる感じがたまらなかった。情景描写増やしたの、すごく効いてたと思う。続きが気になる!