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第2話 ダンジョンボス『デッド』
『とりあえず…レンさんには最初のクエストとしてダンジョン攻略に行ってもらいます。』
『えっでもダンジョン攻略って慣れてからやるもんじゃない?レンくんバリバリ初心者じゃん!』
『まあ、それはそうなんだけど、あいつの借金返済するにはこの位のペースで行かないといつまで経っても返せないし…それにあのドロスの息子でしょ?…なら大丈夫』
『まあ、とりあえず行って来てよ。なんかあったらAランク冒険者派遣するしそれにステラさんも居るんだしさ 』
『えっアオイも着いてくの?!』
『アオイ姐さんが居るなら百人力だぜ!!』
『…ふふん…行こうか!!ダンジョン攻略なんてちょちょいのちょいよぉ!』
そう息巻くと早々に準備をしクエストを受注し任務へと向かった。
『これから向かうダンジョンってどんなのなんだ?』
『んー、そうだねえ…ゴブリンが住み着く洞窟だからまあ広さはそこまで無いと思うから割と早く終わるかもねえー』
レンがなら楽勝だな!と言おうとした時
『でも…ダンジョンってのはそう上手く行かないからね…ダンジョンにはそのダンジョンの核であるモンスターが居るんだけどそのモンスターは周囲のモンスターの知能を向上させたり強化したりするんだ。良くゴブリンと侮って罠にはまって帰らぬ人になるとかもザラだし正直ダンジョンで生きて帰れるだけでも周りからはベタ褒めされるよ。』
『……帰っていい?』
『安心してよこのアオイが居るんだから!』
そう言っている間にダンジョンに付き、そこには受付が居る
『クエストの受理お願いしま~す!』
「はいクエスト内容はダンジョンの攻略参加者はSランク冒険者ステラ・アオイ様Bランク冒険者レン・ウィースト様で合っていますでしょうか?」
『はい!合ってます』
「クエストの受理完了致しました。置きお付けて…」
彼等はダンジョンの中へと入っていく
『なあ…罠ってどうやって見破るんだ?』
『そうだねえ…あっそこトラップだよ』
そう言うとレンは直ぐさま反応するが時すでに遅し
レンは落とし穴へと落ちてしまった
『あっべ…大丈夫~?』
『尻に槍が刺さるかと思った…』
間一髪の所でステラが水魔法で槍を退けレンを救出した。
『あー…レンくーん…ゴブリンたち滅茶苦茶出てきちゃったんだけどー出れそう?』
『任せっ…″』雷の力を足に纏わせバチバチと響かせる。『ッ″ッろ″″!!』一気に飛び、雷纏わせた脚で周囲のゴブリンを一掃する。
『っしゃあ!!大丈夫か!!』
『お~かっこいいねぇー』
『とりあえずあっちの別れ道まで行っちゃおうか』
『レンくん…こういう別れ道で絶対に取ってはいけない判断は何だと思う?』
『んー…バラバラで行動する…とかか?』
『そう、そう言う選択がタヒを招くのだよこの場合の正解はね…』そう言うとステラは手をかざし力を貯める
『ウォーターブレイク!!』そう言い溜め込んだ魔法を放出し刃の如く水が岩肌を削り取る。
『別れ道を無くす事なのだよ!!』
『くっそ脳筋じゃん……』
『仲良しギルドのおじちゃんに教えて貰ったんだ!』
『ダンジョンで常識とかモラルなんか持っちゃダメだよ少年…ダンジョンで法律は通用しないんだから』
そう言うと彼女は何度も魔法を使い別れ道を壊していく。
『あっゴブリンだぞ!』
そのゴブリンは何処か異質だった全身に唯ならぬオーラを纏わせ血を肉体に染み込ませドクロを被りこちらを鬼の形相で睨み付ける。ヨダレを垂らし舌舐りしながらステラとレンを見る 「ァッ…人ゲン…食べリュウ」
『能力持ち個体だねあいつは…』
『マジかよ…』
『しかも奥にはダンジョンボスも居るね』
『…よし…あの子は任したよ…私は…ダンジョンボスを狩る…』先程の優しそうな顔は消えステラは鋭い目つきと圧倒的な威圧で敵を怯ませ、その隙をつきダンジョンボスの方へと向かう。
『ダンジョンボス…案外弱そうだね』
その言葉を聞くとダンジョンボスである、ゴブリンは怒りを見せる。
「コノ姿ヲ見てソの発言をスルか…」
ノロノロと姿を現したソレは大きく筋肉質で大きな血塗れた斧を持ち刃をこちらへと向けた。
「わガ名ハ…ゴブリンを従える者デッドだそノ胸に刻むガ良ィ… 」
『そう…私はステラ・アオイ…厨二病ゴブリン君を地獄に送ってあげる天使だよ』
「ワレを愚弄スルとは…覚悟スルが良ィ!!」すると彼女はニヤッと笑みを浮かべ、怒るゴブリンに対して『もう終わったよ。』と言う 「…”ハ”?」『ウォータースター…』
次の瞬間無数の水が流れる星の様にゴブリンの体を貫いてゆく。
「ゴハアッ…ユル…ザ…ヌ”ぞ…ォオ”ォ…”」ゴブリンはバタリと地面に横たわりジワジワと肉体が消えていく。
『大丈夫かな…レンくん…』
あとがき
だいぶ難しいですね…心が折れそうです。