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ゆ。
ドロドロなさのじんです
自分で書いてるくせにめちゃくちゃ辛かったのでほんとに なんでも許せる方のみ
浮気、死ネタ要素あります。
ずっと幸せな日々が続くと思っていたのに。
ラジオの仕事が終わり、足早に家に帰る。何故かと言うと今日は勇斗が家に来るから。お互い明日1日オフだからせっかくだし会おうとなったのだ。お互い忙しくて会えていなかったからこそ今日を楽しみとしてきた。
勇斗に鍵は渡しているし先に待っているだろうとワクワクしながら扉を開けるが人の気配を感じない。今向かっているのだろうか、数分待ってみるが来ない。すると向こうから電話がかかってきた。ワンコールもしない内に電話に出る。
「もしもし勇斗?今どこ?」
「ごめん今日行けねえわ。また今度予定合わせよう。」
ブチッ。それだけ言われて電話を切られてしまう。体調でも悪いの?俺は不安でいっぱいになり、気付いたら勇斗の家に向かっていた。
勇斗の家に向かう事を後になって後悔する事を知らずに。
インターホンを押すか迷ったが俺は合鍵を使って勇斗の家のドアを開ける。勇斗の靴の隣には知らない女性のブーツがある。
俺は手足の震えが抑えきれずその場で座り込んでしまう。
「大丈夫…大丈夫大丈夫」
そう自分に言い聞かせてゆっくりとリビングに足を運ぶ。リビングに繋がるドアをゆっくりと開けるとそこには勇斗と女性が互いに求めるように身体を密着させていた。
「あ、、あ、」
俺は一気に血の気が引いた。呼吸の仕方も忘れるほどパニックに陥る。
「仁人…なんで、」
女性は見下すような冷たい目で俺を見ている。隣にいる勇斗なんて見たくても見れなかった
今まで俺に注いでくれた愛情は嘘?ただの遊び相手?お揃いのネックレスを買ってくれたのは俺が満足すればいいから?
俺は呼吸もまともに出来ずまたその場に座り込んでしまう。見逃すべきなのだろうか。それとも別れる?
俺はショックが大きすぎてそんなこと考える余裕すらも無くなっていた。手足の痙攣が治まり自力で立ち上がる。もういっそ楽になりたい。勇斗に愛されない人生なんて意味無い。
「ごめん、勇斗。」
「仁人待って!!」
勇斗side
俺は相手を置き去りにしたまま屋上に向かい出す仁人を必死に追いかけた。しかし相手に食い止められ一足遅れてしまったせいで屋上にはもう仁人の姿がなかった。
「仁人、?仁人、!!どこだよ、」
仁人が人一倍に繊細で心配性なのをわかった上で浮気をしてしまった俺は最低だ。1番に大好きなのは他でもない仁人なのに。
広々とした屋上の周りを見渡すと奥に人影が見えた。
急いでそちらに向かうと腹部から血を流し、今にも消えてしまいそうな仁人が倒れ込んでいた。
「仁人!!!!」
俺は腹部から流れる血を手で必死に止めた。涙で仁人の顔もよく見えない。
「ごめんっ、ごめん仁人…ごめん…」
「仁人にこんな思いさせた俺最低だよ、俺が好きなのは仁人なんだよ…大好きなんだよ、」
すると冷たく小さな手が俺の頬に触れた感覚があった。その時の仁人の表情は何故かしっかりと見えてしまう。
「知ってる、勇斗が俺の事大好きなのも、俺が一番わかっ、てる…」
「…おいっ、喋るなよ、血止まれよ…!」
「はやと、こっち見て、」
仁人は俺の後頭部に手を回し俺の唇に触れるか触れないかのキスをする。
そのキスは今までで1番冷たく愛情のあるものだった。
そしてその直後、仁人は俺の腕の中で静かに息を引き止める。
仁人は最後の最後まで優しい人だった。
コメント
2件
感動しすぎて布団で大号泣しました😭😭切ない系もだいすきです🩷💛