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小さい頃からそうだった。

家では何かしら、誰かしらが喧嘩してて、喧嘩に口出さなかったら八つ当たりされて。

部屋に戻って。

一人で泣いて。

きっと、この家の普通は、皆の普通じゃないし。

喧嘩しているその空間に真実なんて無かっただろうし。

誰も真実なんて求めてなかったんだろうし。

僕も、求めるのが嫌になって。

「誰かが待ってるよ。」

「もうちょっとの我慢だから。」

「いつかきっと報われる。」

「いつかきっと誰かが君の夢を、君のことを見つけて叶えてくれるから。」

「頑張って」


小さな頃から僕の中のもう一人の僕が、偽りの僕がすごく言ってきた言葉。

誰が待ってるの?

もうちょっとって後どれぐらい?

いつかきっと報われるなんて分かんないじゃん。

誰も見つけてくれなかった。

誰も叶えてくれなかった。

もう十分頑張ったよ?

ねぇ、どうしたの?

何であんな無責任なこと言っておいて返事をくれないの?

返事がほしい。

答えが欲しい。

今すぐでも、見つけてほしい。叶えてほしい。

誰かの愛情がほしい。

僕の中にある解答欄には、そんな答えのってなかった。

答えないと。

僕が積み上げてきたものが。

僕を見つけてくれそうなのに。

リスナーさんが居るから。依頼をくれる皆さんが居るから。

大丈夫。

大丈夫。

僕がしなくちゃいけないのは、そんな人達をなくさないように。

自分を壊してでも答えを見つける。

真実を。

誰も見つけたことのない。

誰も教えてくれたことのない真実を。

僕が見つける。

好かれるために。

助けなんて求めないで。

強く居ることに意味がある。

存在意味のない僕が、僕自信で存在意味を作るんだ。


助けなんて呼ぶ暇があったら、答え探して。

仕事をして。

配信して。

動画を上げて。ゲームもうまくなって。

歌を歌って。

アンチにも笑顔で。

どんな事があっても。



すべての人が認めてくれるまで。

笑顔を崩さずに。それがたとえ、作り笑いでも…。


大切なもの。    2

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