僕、早瀬涼太は学校の休憩時間に友達こと七々瀬宗とある話をしていた
七々瀬「なぁ、涼太今日の放課後に近所の神社行かね?」
早瀬「近所の神社ってあの人が来ない所?
だとしたら俺怖いの嫌だからパス」
七々瀬「はぁ?!この唯一無二の親友を1人にするのか?」
早瀬「いつの間に親友になったんだよ…」
七々瀬「一生のお願い!一緒に肝試し行こ?」
俺は一生のお願いと懇願してくる七々瀬を見て1度考えた
そして俺がだした結論は、、、
早瀬「そんなにお願いするなら…良いけど」
七々瀬「まじ?!嬉しいーっ」
「肝試し終わったら何か奢るわ」
早瀬「言ったな、覚えておけよ」
七々瀬「はーい!じゃあ放課後ね」
早瀬「相変わらず自由な奴だな」
なんて七々瀬に聞こえないくらいの声でそう言った
キーンコーンカーンコーン
全ての授業が終わり下校の時間になる
暫くして、俺と七々瀬は鞄を持ったまま1度家に帰宅せず近所の神社へやってきた
早瀬「此処が神社…
なんだか雑草も生え放題で不気味悪いな」
七々瀬「なんだか楽しくなってきたーっ!」
俺の隣で七々瀬はおかしな事を言っている
早瀬「こんな不気味な場所の何処が楽しそうなんだ?
俺は今すぐにでも帰りたいよ」
七々瀬「まったく、早瀬は夢がないな〜」
「あっ、もしかして怖いの?まだまだ子供って事だね」
なんて嘲笑うかのように言う七々瀬
そして俺は怒り口調でこう言い放った
早瀬「はっ…俺はもう高校生だぞ?これぐらい怖くない」
七々瀬「ほほう?じゃあ出発しようか」
早瀬「おう、何も無かったら直ぐに帰るぞ」
七々瀬「分かってますよ〜」
そう言い俺と七々瀬は神社の鳥出に向かうため軽く100は超えるであろう階段を登った
そしてようやく8割は登りきった頃俺は休憩の為階段に座って休憩をとることに
後ろを向いていざ座ろうとした時、、、
早瀬「あれ?七々瀬がいない」
俺は辺りを見渡してみた
早瀬「え、なんで鳥出が…」
そこには目の前に無かったはずの鳥出が
早瀬「取り敢えず進んでみるか」
鳥出をくぐり賽銭箱などがある所で歩くのを止めた
目の前には賽銭箱、両隣りには狐の象が
俺は頭が追い付かずに放心状態に陥っていた
すると右側の狐の象から少女の声がした
??「おい人間、何故ここにおる」
早瀬「っ…!」
いきなり話しかけられ俺は驚く
焦って声の主の方へ向くと高一程の少女が立っていた
早瀬「だれ?」
??「妾か?妾に名前などない」
早瀬「え?、」
そう、これが狐の君との出会いだ
初めて出会った頃の君はどこか儚げがある雰囲気
俺は守りたくなるような気持ちにさせる君に一目惚れをした