忘れたくない。

水 なつ…くん.ᐣ

赤 みことにでけー負担かかってるって思うと…申し訳なくて、

緑 共同生活辞めるってこと.ᐣ

赤 ……その方がよくねーか.ᐣ

桃 ……

水 でもみこちゃんのこと1人にしたらｯ、何するかわかんないよっ.ᐣ

赤 家に誰かいてストレス溜まるよりはマシだろ、連絡先も繋がってるからなんかあれば家にでも行けばいい

桃 …なんかこんなこといるまもいってたね、

緑 今どこで何してるんだろうね。

赤 …知らね。

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みことの事も考えて俺たちは全員、この家を出ることにした。

この家は大きかったから1人で済むのには勿体ない。

でも今のみことにそんなこと説明してもわかんないだろうからもうそこに住まわせることにした。

俺たちは今日からバラバラで暮らすことになった。4人が住める家を探すのも大変だしまた家具を集め、片付けから入らないといけないから。

さようなら、みこと。

これが最後の別れになるのかもしれないと思うと心が苦しかった。

でもみことはそんなこと知らない。覚えてない。

だから余計苦しい。

みこと、

大好きだよ。

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「救えなくてごめん。」

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そんなことを書いた紙をみことの家(俺たちの家)に置いて俺たちはそれぞれの道へ歩いた。

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1年後

黄 ん…、朝.ᐣ

ここはどこだろう。何をしてたのだろう。

そもそも俺って誰.ᐣ

とりあえずお腹がすいた。食べ物とかあるかなここ。

黄 ｯんぁぶない、

何この急な階段、転んだら危ないし……

黄 …広、俺1人じゃ勿体ないくらいだよ…

ここに来るまでにたくさんの部屋があったし6人ぐらいは余裕で入りそう。

黄 …あ、冷蔵庫あるやん。

ｶﾞﾀ

黄 あ、ヨーグルト…

誰のか分からないけど欲に逆らえなくて食べてしまった。

黄 てか、この紙…何.ᐣ

「救えなくてごめん。」

黄 「救えなくてごめん。」.ᐣ どーゆーこと….ᐣ

誰が書いたのだろうか、

黄 なんか怖っ…

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1週間後

黄 この家広ｯ…

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１ヶ月後

黄 俺って誰、.ᐣ

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半年後

黄 何この紙…不気味やなぁ、

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黄 ん…

太陽がギラギラとカーテンを突き刺してくる。

眩しさのあまり目を覚ましてしまった。

黄 ……

ここはどこ…….ᐣ

最近なんだかおかしい気がする。何故かは分からないけど。

おかしな夢ばかり見るんだ。毎日同じことを俺に言ってくる。

「心配すんなみこと、大丈夫だよきっと。」

「我慢しちゃだめ。俺らなんでも聞くから……」

「俺もお前に忘れて欲しくない…」

「えっと、名前はこさめ.ᐟ.ᐟまた覚えて.ᐟ.ᐟ」

「大好きだよ。」

ねぇ、あなた達はだぁれ…….ᐣ

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