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忘れたくない。

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忘れたくない。

9 - あっ。

♥

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2025年08月22日

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毎日毎日同じ夢を見るから俺は怖くて仕方がない。


呪われているのだろうか、


スマホを開いても連絡先は知らない人ばかり。


「みこと」


俺のプロフィール….ᐣ


もしかしてこれが俺の名前.ᐣ


俺は知らない名前がずらりと書いてある欄を眺める。


「こさめ」


…こさめ、.ᐣ


「えっと、名前はこさめ.ᐟ.ᐟまた覚えて.ᐟ.ᐟ」


夢の内容が蘇る。


「こさめ」と書かれた欄をタッチしてメッセージのやりとりを見てみることにした。



「水 みこちゃん.ᐟ今からこさめコンビニ行くけどなんかいる.ᐣ」

「黄 買ってきてくれるん.ᐟ.ᐣじゃあなんかアイス食べたい🤤」

「水 りょ~かい🫡なんか適当に買ってくね.ᐟ.ᐟ」

「黄 ありがと😭助かります……」

「水 その代わり洗濯やっといてね( ≖ᴗ≖​)」

「黄 Σ(=ω=;)」


妙な違和感が迫る。


もしかして…


黄 この人と一緒に住んでたんかな…….ᐣ


他の人のメッセージ内容も見てみた。


「赤 今日宅配来るからよろ。」

「黄 OK👌待機しとくねー.ᐟ」

「赤 あざーす😎」


「緑 今日の晩御飯オムライスでいいかな~.ᐣ」

「黄 全然大丈夫よ🙆‍♂️いつもありがとね.ᐟ.ᐟ」

「緑 いえいえ~、みこちゃんこそ家事ありがとね🙂」

「黄 いえいえ.ᐟ」


「黄 らんらん今どこら辺におるー.ᐣ」

「桃 駅らへん、もうすち達と合流済み.ᐣ」

「黄 うん.ᐟ.ᐟみんなおるよ.ᐟ.ᐟ」

「桃 じゃあ先行っといていいよ、俺後から合流するから」

「黄 分かった.ᐟ.ᐟ」


「黄 まにき~.ᐟ.ᐟらんらんがなんか言ってる.ᐟ.ᐟ」

黄 不在着信📞

*

*

「黄 😡」

「紫 わりぃねてた」

「黄 寝すぎやろ.ᐟ.ᐟ😡」


黄 ……


やっぱり一緒に住んでる.ᐣ


夢に出てきた声はおそらく5人。


ここ最近でやり取りしてる人は5人。


もしかして俺はこの5人と一緒に住んでいたのかも…、


だとしたらなんで俺は今1人なの….ᐣ


メッセージを送ってみる.ᐣ


いや、なんか怖い


何も思い出せない、一緒に住んでたぐらいだから関係値は深いはずなのに。


「じゃあな ニコ」



あの時俺に笑いかけてくれた人は誰だろう。


その笑顔はとても暖かかった気がする。


でもちょっと涙目で声が震えていた気がする。


誰、誰なの….ᐣ


何があったの.ᐣ


俺は必死に記憶を辿る、辿るものなんて無いはずなのに。


どんな人.ᐣどんな関係の人.ᐣどんな顔の人.ᐣ


黄 そういえばっ、


俺は自分の部屋に駆け込んだ。なにか手がかりがあるかもしれないから。


引き出しやタンスの中を開けまくる。


でもノート、キーホルダー、ピアス、なんてものでなにか思い出せそうなものは何も無かった。


黄 スマホの写真を見れば….ᐟ


手慣れない操作で写真アプリを開く。


そこには知らない人との写真で埋め尽くされていた。


見てみるけどやっぱり誰かは分からない。


でもこれが手がかりになりそう。


俺はひとつの写真を眺める。


俺らしき人物と、紫頭の男の人とのツーショット。


その人の顔はとても笑顔で黄色の瞳が美しい。


ここにいる俺はとても楽しそうだ。


なんだか……


優しくて、


でもちょっと不器用で


口が悪くて


でも笑顔が暖かい人


友達思いで


俺の、


俺のッ……


大切な人。

なんでッ、なんで知らない人のはずなのに


こんな事が思いつくのだろう。


黄 いるま……


あっ。


そうだった。あの俺が大好きで忘れちゃいけない人の名前は


いるま。

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